Ortlieb バックローラークラシック&フロントローラークラシック
サイズ(約) : H420xW320xD230 H30xW25xD14cm
容量 : 40L(ペア) 25L(ペア)
付属品 : ショルダーストラップ
自転車で旅をする人にはもはや説明不要のサイドバッグ。ジャーマンメイド、ワールドツアラーからも絶大な支持を得るオルトリーブ社のバックローラー&フロントローラークラシック。
独自の素材、3D溶接による縫い目のない圧着溶接、10万回の曲げ伸ばしに耐える強度と徹底されており、完全防水で群を抜く高耐久性から、市場は実質コレ一択といった状態。
一応他のブランドからも防水のパニアが出てはいるのだけど、わざわざ他を選ぶ理由がないくらい。
見た目にものっぺりしててつるつるなので、雑な言い方すると超強靭なビニール袋って感じ。
クラシック以外にもプラスとかスポーツパッカーとか地味に種類があって、生地が違ったり、留め具の種類が違ったりするのだけど、基本性能は変わらずでクラシックが一番安いので、よっぽどこだわりがない限りクラシック買っとけば問題ないと思う。
因みに、フロントローラープラスは以前所有してたけど、生地が少し薄くて軽くなっただけで基本的なところはクラシックと全く同じだった。またスポーツパッカーを所有している仲間の話では、「ノーマルのが圧縮しやすいのでそっちのがいいよ」といっていた。
バックローラークラシック、表面と裏面。
形はびみょいに逆台形っぽくなってて、H420xW320xD230
ペアで40Lなのでひとつ20L
こっちはフロントローラークラシックの表面と裏面。
長方形でH30xW25xD14cm
容量はペア25Lなので一つ12.5Lのはず。
フロントローラー、バックローラーという名称だけど、別に前でも後ろでも、どっちをどっちに使っても問題なくて、自分は特にフロントローラーの使用頻度が高いけど、フロントキャリアでもリアキャリアでもどちらにもよく取り付けて使っている。
基本的には容量が違うだけでモノの性質も、つくりも同じモノなので以下まとめての説明。
中は背面にメッシュのネットが一つあるだけで1室。
これは正直書類とか平たいものを入れとく程度しか使い道はない。
留め具類の裏面(内側)は止水の為っぽい袋ナットでしっかりと留まっている。
開閉部は防水では定番のロールアップクロージャー方式で、裏面にプラスチックのアテがついている。
これを基準に巻けるのでロールアップしやすい。
付属のストラップを使わず、巻き上げた後、左右のクリップを留める方法。
大多数の人がこの留め方をしているので、こちらの留め方の方がスタンダードなんだと思う。
この留め方だとストラップがいらないので手順的に楽なんだけどしっかり巻いておかないと雨水が浸水しやすい。
内側ジトっとしてることが何回かあって、自分以外にもそうなってるのを聞いた。
キャリアへの留め方はオルトリーブのQL1(クイックロック1)システムというもので、ワンタッチで着脱できるようになっている。
動画を見ればそのまんまなので、すぐわかると思うけどヘックスキーで自在に留め具をスライドできるので、バッグがかかとに当たるとかそういった時もオフセットして調整できる。
ちなみに、QL1はヘックスがいるけど上位のモデルに採用されているQL2の方は工具無しで調整できるようになっている。のだけど、一度キャリアに合わせたら頻繁に調整するようなことはないと思うのでQL1で充分だと思う。
(余談だけど[え!?なんなんこのノリノリのBGM?!]とか思った)
キャリアに留めるフックにはスペーサーをかましてガタツキをなくせるようになっているんだけど、これが絶対、しらんまに外れてどっかいってしまうので、接着剤等でガチガチに固定することをお勧めしたい。
ちなみに瞬間接着剤ガチガチに留めてたのに、ずっとダートのツーリングでやっぱりどっかいってた・・
一応リペアパーツでスペーサーが出てるので今まで何回か買ってつけたりして補修している。
内容物は8mm、10mm、12mm用のシムスペーサー。ちなみにTUBUSのキャリアはΦ10mm。
流通しているこれはQL2.1用で、QL1用ではないんだけど、自分はスペーサーの爪を少し削って入るようにして接着剤で留めて使っている。
それでもアカン時の究極はもう、キャリア側にブチルテープ巻いてスペーサー分の厚みを確保してしまうのがいいと思う。キャリアって振動で目痩せするけどそれも防げると思うので。
経年で糊が残ってネットネトにはなるけど。
耐久性、耐用年数とかの話になるけど、稀に、[最強のバッグ]という先入観で絶対に破れないとか思ってる人もいるみたいだけど、所詮バッグなので使ってると小さい穴とかなら普通にあくこともある。
ホログで会った浅地さんに聞いた話だけど、浅地さんは既に海外を10万キロ以上旅しており、にも拘わらずにバッグがキレイだったので聞いたところ、帰国の折に、これまで2回新調しているとか。
やっぱり小さい穴が開いたり、留め具がゆるんだりしてくるらしい。
その辺の話から考察すると4~5万キロくらいが、買い替え時なのかなと思う。
というのも、自分のフロントローラーも、結構な数の穴が開いていて、そのうえ、約4万キロくらいを使った時期でバックルがぶっ飛んだ。
もし、ひたすらグラベルとか走る人だったら定期的に緩みを点検するか、あるいは最初からネジロック塗っといた方がいいと思う。
経験上、自転車のネジは増し締めしても周辺機器とか、こっちは盲点だったので・・
まあ、使おうと思えばまだまだ使えるし、恐らく10万キロでも余裕なんだけど、どこか機会をみて新調しようかなと思っている。
帆布のバッグとか経年の日焼けで変色したり、脱色したりするのをよく見たけど、オルトリーブは使って7年くらいたつけど、変色、脱色も全然ない(色が黒だからかもしれないけど)
これまで枝に引っ掛けたり、縁石に当てたりとかしてるけど、全然使えるし普通の感覚でいったら、一度買ったら一生持つものじゃないかなと思う。
パニアバッグ買うなら、わざわざオルトリーブ以外を選ぶ必要もないかと思います。
コメント
[…] Pocket Llama ・フロントキャリア BikeFriday LowRider ・リアキャリア Tubus Logo Evo ・パニア Ortlieb フロントローラー ・ハンドルバーバッグ Oltrieb アルティメット6クラシック […]
[…] こちらがフォーク中間に留めるダボ用の穴で三ヶ所から選んで水平をだせるよいうになっている。 これは旧式だけど現行はこの3つの穴を排して、3つ繋げた長穴になっている模様。 そっちの方が調整の幅は広がるけど接地面は減るのでワッシャーでもかました方がいいんじゃないかと思う。 オルトリーブの方でも書いたけどフックをかける部分は目痩せするのを防止するためブチルテープを巻き付け。 […]
[…] サイドバッグに関してはオルトリーブ一択で他を選ぶ必要性を全く感じないけれど、荷台の上に詰むバッグになってくるとこれが案外他社からも使えそうなものがある。 […]