以前の記事でDIXNAのバンディーを紹介し、「所有するすべてのバイクにアッセンブルしてきた」と書いた。
実際それくらい気に入っていて重宝しているハンドルなのだけど、一点だけそれよりも気になるハンドルがあった。
それがバンディーと同じく東京サンエスが展開する「VENO」ブランドのボーダレスハンドル。
超ショートリーチでコンパクトドロップと、ハンドルのR自体はバンディーにかなり近いものの、フラット部分はアップライトしながら後ろにバックスイープしていて、キワモノ感ある造形に仕上がっている。
バンディーを使いつつも、これぜったい楽だろうなあ、使ってみたいなあ、と思っていた。
が、しかし、これがべらぼうに高くて3万というお値段。カーボンモノコックでこの複雑な造形なので妥当な値段ではあるのかもしれないけどいかんせん手が出ない。
というか、3万する上にこんなニッチな需要しか見込めなさそうなキワモノカーボンハンドルを販売するって・・・こんなおもしろそうなモノづくりをしてる東京サンエスはすごいと思う。
自分は、自分のバイクをツーリング車として「旅の足」として、考えているのでそれを組む以上極力汎用品で組みたいので高級コンポは避けたい。
以上の理由で購入は見送っていた。ところが、いつの間にかほぼ同じ造形のものが同じく東京サンエス、DIXNAブランドの方から大幅に安く販売されていたのを見つけたので、2017年、購入するに至った。
それがDIXNAのNeitherハンドル
ハンドル DIXNA CROSS Neither ニーザーハンドル
材質:6061 T-6アルミ ダブルバテッド
リーチ:52㎜ ドロップ:98㎜
クランプ径:31.8mm
サイズ:S(380/430mm), M(400/450mm), L(420/470mm), LL(440/490mm)
参考重量:320g(M)
カラー:マットブラック
以下、以前より使っているハンドル DIXNA CROSS Bandy バンディーとの比較になるのでそちらも目を通してからだとわかりやすいと思う。
購入したのは以前より使っていたバンディーMサイズに一番サイズが近いであろうMサイズ(トップ400、バーエンド芯450)
LLサイズなんてモンスタードロップもラインナップしているけど、普通にあつかうんなら400くらいのこの辺が一番扱いやすいサイズだと思う。
価格も7000円台とアルミハンドルにしては高い部類かもしれないが、この複雑な曲げ加工を要する形状のパーツとしては妥当のように思う。
クランプ径31.8のブラックのみをラインナップ。
自分はシルバーが欲しかったのでクランプ部だけ塗装をはがしてポリッシュ化した。
ちなみに実測330gあった。
正面から見ると肩が上がっているけど、見た感じVENOのボーダレスよりは緩くなってるように思う。
トップ部のバックスウィープは欲しいけど、アップライトはVENO程極端なものが欲しかったわけではないので個人的にはありがたかった。
トップのフラット部がバックスイープしており自然な形で手を置ける
これが一番欲しかったポイント
R部分自体はやはりバンディーにソックリなのだけどバンディーはリーチ60mm、ドロップ100mmであったのが、さらにコンパクトになって52mmの98mmに仕上がってきている。
クランプ部を基準にするとこれだけアップライトになる。ここはステムを少し下げるか、このままアップライトで使うのか、その辺はポジション詰める必要がありそう
アッセンブルにあたって、バーテープはめっちゃ巻きにくい。
ワイヤー類をハンドルにしっかり添わせてRを活かさないと、このハンドルにした意味がないのでしょうがない。
ただ不満点は今のところおそらくこれだけ。
全体的な使い心地として、下ハンやブラケットポジションの使い勝手はバンディーと同じような感じなのだけど、それに加えフラット部もガッツリ掴めるので安心感がかなり高い。
実際タジキスタン走ってた時とか、崖みたいなダートの下りでも不安なくガンガン行けたのでそのへんの汎用性の高さは普通のドロップハンドルと一線を画していると思う。
ツーリスト界隈は蝶ハンドルを使う人も多いと思うけど、さながら蝶ハンとドロップハンドルの中間というべきか、蝶ハンLikeドロハンとでもいうべきか、蝶ハンなみにドコを掴んでも安定した操縦感が得られるし、とりあえず楽しい。
バンディー同様にツーリスト界隈やアーバンバイク勢にもおすすめです。
というか、こんな攻めた製品だせる東京サンエスすごひ・・・
コメント
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