シフトレバー Shimano ST-R2000

フレーム.コンポ
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Shimano ST-R2000

ロード用最下位グレード、クラリスによる8Sデュアルコントロールレバー。
長いこと5700レバーを使用してきたが、以前よりコレと同等の質感、クオリテイーで8速インデックスのシフターがでないかなあ、それがあればわざわざ10速を使う必要もないのになあと思っていたところに満を持して発売されたのがこのR2000シリーズ。
もう本当に素晴らしくて上位コンポと全く変わらない質感、操作感に仕上げられている。

以前に5700の項でも書いたけど自分がSTIレバーに要求する点は以下3点

・なるべく多くのパーツと互換性があるもの
・フロントバッグを使う為、触覚のないもの
・出来ればアルミ

これまで、下位コンポは触覚があったので避けてきたけどこのモデルチェンジで撤廃。
互換性はというと、RD互換は旧クラリスと同じ。
つまり殆どの6~10sロード用デイレイラー、6~9sMTB用デイレイラーを使用することができる。
フロントシフターはFDアームをロング化し、それに伴い、巻き取り量を増やしてワイヤーの引きを軽くするという改良がされている。
この為、旧FDとの互換性は無くなってしまったものの、これもFDの項で書いたけど調整次第でなんとかなる。

また8速の有用性は以前に2300の記事で書いたけど、自分で使って実感してきている話だが基本的にギア数が少ない下位グレードコンポほど耐久性が上がり、低メンテの傾向にある。
また、シマノのロードコンポのラインナップはトップダウン方式。基本的にモデルチェンジ毎に上のコンポが下に降りてくる方式で展開されているので下位コンポは上位グレードから継承されてきた確実な技術、改良されてきた無理のない設計で製造されているので信頼性も高い。
2300とかくらいの頃だと、構造自体は確かなもののコストダウンのせいか素材のチープ感は否めなかった。しかしこのR2000はもう本当に上位と遜色ない質感で仕上げてきている。
ざっとコレを使う利点としては、

・チェーンの耐久性があがる
・チェーンリング、スプロケも厚場になるので耐久性が上がる
・セッティングが多少雑でも、問題なく動作する
・消耗品、運用のコストが安い

というわけで、冷静に考えてみれば、まるでメリットしかない。
強いてデメリットを挙げるなら、8速なのでギア間の歯数差が広くなり細かいギア調整がしにくいのでケイデンス調整がしにくいという点くらい。
がしかしこれも、ケイデンス調整にシビアにならないツーリング、コミューター、ポタリングの層からしたらまったく問題にならない。
11-30÷8くらいなら歯数差も許容内。
これ以上のビッグスプロケだとわからないが、この程度だと歯数差も全く気にならない。
また、自分の場合ここの問題はフロントを46–30コといったコンパクトなものにしているので、リアスプロケは11–30辺りで充分に荷を積載したバイクでも運用可能。

作りの良さは、主観ながら5700よりも上。
感覚的には79デュラくらいに近いんじゃないかと思う。
もはやチープさは皆無だしただ単純にインデックスが8sというだけ。

ハイエンド使おうが何を組もうが、自由で構わないし、趣味製の高いものなのでデュラでもREDでもなんでも使えばいいとは思うけど、主観ながらハイエンドのコンポは最先端のカーボンロード等にアッセンブルして初めて価値のあるもののように思う。
例えるならV12エンジンをフェラーリに積むのか、軽トラに積むのかみたいな。
後者は後者で面白いことになると思うのでそれを否定はしないけど、そのエンジン性能の真価を引き出せるのは言うまでもなく前者。
それで例えるならばツーリング車にはそこまでレスポンスの良いシビアなものは必要なくて、走り出しも遅いけどタフなデイーゼルエンジン積んだバンくらいがちょうどいいという話。
レース機材を必要としているより緩くポタリングするという人であればかなり有効なものじゃないかと思います。