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Keen Commuter SPDサンダル

自転車バッグ.アクセサリー類
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Keen Commuter SPDサンダル

二年ほど使ってきたこのサンダルについて
世界的にも旅人やバックパッカーにはド定番となるKeenのサンダル
同社のNewport H2なんかが一番有名なのだろうがそのNewportのアッパー部をベースに、底部にバイク用ビンディング2穴を穿ったものがこのCommuterとなる
まあ一口にKeenといっても似たようなデザインで名前が違うものがいくつもあるので詳しくわからないがそんな認識で間違いないと思う。
万能靴としての評価が高く靴下と併用しての3シーズン、場所に選っては4シーズンもイケるという代物

また踵は柔らかいので踏んだ状態でのいわゆるスリッパ履きも可能
一般的なスポーツサンダルと比べても底が固くトレッキングシューズ等に近いというか、靴裏地面の感覚は足裏に伝わりずらいので長時間の歩行でも足裏への攻撃性、疲労は蓄積しにくいと思われる
そのポテンシャルの高さからか、この靴で屋久島、荒川登山口からの縄文杉に行った旅仲間や、徒歩日本縦断旅の方にもあったことがある

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欠く言う自分も14年7月に行った時の乗鞍スカイライン
更にスカイライン畳平から主峰「剣ヶ峰」まで歩いた時の靴がこのサンダルでもある(脚元に注目)
歩いたことある方ならご存知だろうがあの辺はジャリジャリザリザリの尖った浮き石だらけだがベルクロとストラップをきつめに締めれば靴下が埃まみれになる程度で特別不安定なこともなく歩けた
まあ、TPOの配慮としてコレで本格的に登山するなど推奨されることでもなければ褒められるようなことでもないがKeenのサンダルはそういう扱いの靴だという例として挙げさせてもらった

難点を挙げるとすればだが、この靴はサンダルとして見るなら圧倒的に重い
サンダルではなく、こういう形の靴としてとらえるならばどうということは無い話だが、
具体的に、最新の型のコミューター4(私のは型落ちの2)だと片足429gとある。

メジャーなスニーカーを引き合いに出すが、これはおおよそコンバースオールスター(ハイカット)と同程度の重量
つまり普通のスニーカー並には重量があるということ
がしかし、アッパー部が軽く重心が底面に集約しているせいか感覚的に、もっと重く感じる

それから、これを夏場に履き続けると独特の日焼け痕が残る(俗にアバター足ともいう)くらいだろうか
ここまでは普通にサンダルとしての基本性能の話
SPDの方をもう少し詳しく


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まず裏面にデフォルトでカバーがされているがこれを+ドライバーで外せばクリートの固定用ネジ山が出てくる
SPDを使わないなら外さずにそのままでの使用でもいいだろう
自分も冬場はクリートを外しカバーを付けて普通にサンダルとして使用していた。
ちなみに底面はもちろんゴムだが、カバー部分はプラスチック樹脂製なので荷重をこの面で点で受けるような状況だとグリップせずに滑る
もっともこれはそんな状況まずないだろうし気にするような程ではないのだが・・・
(ちなみに自分はこれでSPDSLスピードプレイペダルのロードに乗った時に靴裏が滑って難儀した
まずそんな使い方する奴はおらんだろう)


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また、この靴の優秀なのが、オモテ面中敷き側からフタを外せばクリートの固定金具が取り出せる点
この取り外し機構が一般的かどうかはわからんが自分の所持するSPD対応4足のうち外せるにはこの靴だけ。
なにがありがたいかというとサンダルという性質上、水場で使ったりすることもあると思うがそれにより生じる錆
その錆除去のメンテしやすさ
錆が浮けば当然ネジが入りにくくなりキュルキュルとオーバートルクで締め込み固定することになる
極端な場合だと奥までネジが入らずクリートを完全に固定できなかったり、場合によっては無理やりねじ込みネジ山の破損なんてケースもありえない話ではないと思う


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その辺、取り出せるこいつの場合、タップを立ててやればまた問題なくネジを取り付けできる
やはりストレスなくネジを固定できるというのはいい

続いて経年の傷みの点
参考までに2年使用した自分の場合の傷みヵ所も列記しておこうと思う


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まずサイド部分の破れ
今現在、残念ながら踵付近に破れ、当てのほつれがあるちなみに実使用には何ら問題ない


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それから靴裏の浮き上がり
こちらも特別使用感に変化は無いので問題は無いのだろうが念のため接着剤を流し込み圧着してある
これは左足だけだったのだが、クリートの着脱が多いのが原因だろう破れ個所もビンディングの着脱で負荷がかかる場所が重点的なところからして、ビンディングシューズというものは思っている以上に負荷のかかるものなのかもしれない
(余談ながら私の使用するペダルは固定力の高さで定評のあるLook S-tracks。もっともそれが原因かといわれりゃまったくもってわからんし、そもそも着脱に関して固定力は関係ないのかもしれない)

目立つ傷みはこの2点のみだが、これはもう充分使用してのことなので納得の点というか、特別マイナスポイントには自分は捉えてはいない
現在SPDサンダルで流通しているものといえばコレかシマノのものくらいだが、シマノがよっぽど革新的なものでも出してこない限り壊れてもまたコミューターを買うだろう
で、最後に重要な事なのだが買う際には少しきつめのサイズのモノを買うようにしてもらいたい
サンダルの特性上、クリートを外す際にサンダルの中で足が遊んでクリート着脱がしにくい事が唯あった

つまりペダルとシューズはそのまま、足だけ靴の中で滑って、ひねっているような雰囲気
この靴はベルクロとコードレースで固定するわけだが 、大抵の使用者がコード引きしろ目一杯でガチガチに固定しているのが気になっていたのだが、買ってから(そういうことか)と納得した

それから踵部分だが、伸びにくい素材なのだろうが経年の使用により若干ながら伸びているような気がする
その辺を見越すとやはり新品時でカツカツサイズの方がいいと思う
参考までに、自分の場合は薄手の靴下を履いた状態でキッチキチのモノを購入した
それでも 素足で履く機会が多い自分としては靴の遊びを感じた
サンダル×ビンディングという性質上、下手なビンディングシューズよりもサイズ選びはシビアなのかもしれない

コメント

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