ブレーキキャリパー Hayes CX Pro
ブレーキブランドのHayesが以前販売していたロード用ディスクキャリパー。
ロード用機械式はCX Expert(CX5)と上位のこのCX Proをラインナップしており、CX5もクロームカラーでかなり上品な仕上げながら片側¥4000程度と秀逸な作り。
CX Proは更に軽量化し差し色のレッドアルマイトが加わって高級感ある感じに仕上がっている。
これがローター付き片側¥10000程度だったのでコスパ最高の製品だったと思う。
2014年に販売されるもこの手のサードパーティーではありがちな、すぐディスコンになり現在は入手困難。
ボデイはワンピースのアルミで実測値は両方とも160g
キャリパー最高峰と言われるAvid BB7 Road SLがカタログ重量170gなのでそれをも上回る軽量性
操作性も抜群で減速もストップも安易。
レバーを引けばザリザリと減速してくれて、ガツンとロックしてくるような素振りは全くない
ロード用らしくスピードコントロールしやすいようにチューンされていると思う。
まあ、ディスクはパッドとローターの相性でフィーリングがかなり変わるのでが大きいので一概には言えないかもしれないが、主観ながら、使用感も仕上げの見た目もAvid Road SLよりも上。
キャリパーのアジャストボルトはここを締め込んでクリアランスを詰める構造。
逆に緩めていくと完全にオープンにしてしまえるので内部洗浄などのメンテの時には便利
このキャリパーの優れているところはもう1つあってパッドを固定する部分がマグネットになっているのでパッドを片側ずつ独立して保持できる。
ありそうでなかった機構。
大概の機械式と同じく対向ピストンではなく片効きなので、パッド減ってきたらあいかわらずの面倒な調整は必要。
この点、TRPのSpyerは素晴らしいなと思ったけど、ディスクロードもこの辺加味するとまだまだなのかなという気がしなくもない。
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