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ペダル Look S-Track

フレーム.コンポ
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Look S-Track

Axle:ChoromolyBearings:2ball bearings,1needle bearing cartridge
Pedal stack height:12.2mm
Pedal spindle:53mm
Pedal weight:145g
Contact surface area:460m㎡
Angular movement:3°

Lookが販売しているMTB用ビンディングペダル、以前からあるクオーツシリーズから、2013年フルモデルチェンジで発表された製品

基本構造は同じものが3グレード用意されている。上位はマテリアルがチタンシャフトやカーボンであったりなどするが私が使用するこれは最下グレード、クロモリシャフト、グラスファイバーボディのもので比較的、安価に仕上がっている。

実測290g

構造だけど両面ビンディングであるが、ペダル銀色の面(ステンレス)が踏面となりクリートを前後からS字のスプリングで挟み固定するようになっている(どうもこのS字でパテントを取っているらしい)

クランクブラザーズはスプリング自体をコイルバネで稼働するようになっているのに対しこの製品はこのS字自体の剛性(保持力)で固定する構造となっている

アンギュラー3°ということでほぼガタがない状態
気持ち踵は動かせるぐらいなのでSPD-SLと同等の使い心地となるが個人的にこのガタのなさはありがたい

リリースは15° 個人的にリリース角はもっと浅くてもいいような気がするのだが、…というかかなり強引にひねらなければリリースしない
感覚としてはバチッと嵌めてガキっと外す。
一部で嵌めづらいと評判のようで確かにSPDとしては固めの設定かもしれないが、SLと比較するとそんなでもないし普通に足元見なくても余裕でクリートキャッチはできる

メーカー謳い文句としては「最大の設置面積と最高の泥はけ性能を実現」なのだが、前述のホールド力も相俟ってペダルとクリートの安定感はハンパない感じに仕上がっている。公称値460m㎡とあるが断面見ても実際そのくらいは接地面確保されているだろう

泥はけ性はそういう使い方をしていないのでなんとも言えないが、構造上いくらでも泥は掻き出せそうなのでクランクブラザーズと同等の性能は期待してもいいと思う
ちなみにシマノの様なスプリング固さの調整ボルト等は一切ない
調整?!んなもん気にせずこのままつかっときゃいいんだよ!!という漢使用

14年の初頭から使っているが未だガタもなくぺダル自体の回転もなめらかシマノ系のヌルヌル回転と違い、シュるるーッと軽やかに回る
ニードルベアリングの影響だろうか?

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なによりこのペダルはとてもカッコいい!
斬新なデザインでシマノのような野暮ったさは全くなくMTB、ロード、クロス車種問わずカッコよくキマる


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続いて別売りのケージ
マテリアルはコンポジットとあるがまあ普通にレジンかABSだろう
クランクブラザーズの製品で例えるなら、さながらエッグビーターをマレット化するキットとでいえようか
私の使用用途だとツーリング車なのでロード等と違い、ある程度気軽に乗れる汎用性がほしいと思っていた。ちょっとそこのコンビニまでという状況で普通の靴では乗れない自転車となるとこれは煩わしくてしょうがない
この拡張性はよくやってくれたととても評価したい
見た目が普通のペダルっぽくなる感は否めないがそれでもシマノの野暮ったさには全然勝るデザイン
強いて言うならここをカラー展開でもしてくれたらもう言うことなしだわ

取り付けはかなり単純でペダル本体を挟み込んでネジ4本で締めるだけというもの
ペダル横の赤の差し色が見えなくなるのはちょっと残念

更に接地面が増える感あって使い心地もいいフラぺとして勘定するならスタックハイトはかなり高めになってしまうが普通の靴でも十分に踏面を確保できぺダリングできる


最後にクリート
スペーサーは2mm,1mm,赤の0.5mmが2枚付属
残念ながらシマノやクランクブラザーズの様に横スライドQファクターを調整する機構は持ち合わせていない
この切り欠きのあるクリート形状も恐らく泥はけ性能の向上に一役買っているのではないかと思う
ぺダル発表、購入当初はクリートの入手性が最悪の状態だったのだが最近ではアマゾンでも扱い買えるようなので弱小サードパーティーのように買いだめストックしなければならないという心配もないだろう
サードパーティゆえに若干の割高感は否めないが、これはまあシマノが安すぎるからアレなだけな話かもしれない



このクリートの少し面白いのが踏面のゴムを交換できる点
目減りしてきたら差し替えることにより歩いた時のあの特有の(ザリッザリッ)という音を抑えることができる
細部に至るまでなかなかかゆい所に手が届く設計



2017年に再度同じペダルを買い足したが、黒色のクリートが付いており、調べたところこちらはeasy ver.とのこと
アンギュラー3°リリース15°と標準と同じようだがどうもクリップをペダルに固定するのがeasy IN,easy  outな模様(雑な説明で悪いが筆者も違いがあまりよくわかっていない)

微妙に歯先の設計が違うようでノーマルクリート(comp)とeasyの中間のような、easyとcomp両方の歯を前後にもたせた物もあるようだが、そもそも入手性は微妙ぽそうなのでこの辺のことはあまり深く考えなくていいかもしれない

以上、SPDもここまできたかと
個人的にこのカッチリした使い心地はSLのペダルに匹敵するレベルまできていると思う
車体から降りないガチロード乗りは置いておくとして、歩けるというメリット、自転車に乗る以外にも目的があるライド、ツーリングなら断然軍配が上がると思う

というか、私、自分のロードに付いてるスピードプレイ売っ払ってこのペダルつけたいとさえ最近思ったりもする

コメント

  1. […] ペダル LOOK S-TRACKS […]

  2. […] それから靴裏の浮き上がり こちらも特別使用感に変化は無いので問題は無いのだろうが念のため接着剤を流し込み圧着してある これは左足だけだったのだが、クリートの着脱が多いのが原因だろう破れ個所もビンディングの着脱で負荷がかかる場所が重点的なところからして、ビンディングシューズというものは思っている以上に負荷のかかるものなのかもしれない (余談ながら私の使用するペダルは固定力の高さで定評のあるLook S-tracks。もっともそれが原因かといわれりゃまったくもってわからんし、そもそも着脱に関して固定力は関係ないのかもしれない) […]

  3. […] ペダル LOOK S-TRACKS […]

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