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クランク White industries Kurbeln

フレーム.コンポ
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クランク White industries Kurbeln
PCD:94,58
JISテーパー

かつてホワイトインダストリーズが販売していたMTB用のクランクアーム。
OEM品で製造供給していたのは日本のSUGINO。
旧MTBの規格であるpcd94、58のトリプル、5アーム、スクエアJISテーパーという仕様。
1995年のマリンのカタログにも載っており当時の高級MTBにアッセンブルされていた模様
SUGINOのつくるクランクは薄いものが多い印象だけど、これはけっこう厚手でずっしりした質感。
この当時のスギノ、シマノのクランクは薄手で刀みたいなクランクが多いけどこれは西洋らしくソードといった感じ。
この手のアメリカンクランクではお決まりだけど市場にあるのはほぼほぼ175mmとかの長いクランクばかりで170mmとかを探すのはそこそこ困難。

ネックになってくるのがこのpcd、5アームのチェーンリングだけど、現行だとTAとストロングライトがそこそこの歯数をラインナップしていて、あとはミドルバーン等の海外ブランドがごく僅かに製品を展開している感じ。
Surlyもステンのリングをラインナップしているものの流通量はあやしい。
TAに関しては50/34とロードにも転用可能な歯数もラインナップしているので、根気のある人は必要なギアのリングをゲットできるかもしれない。
結論、手に入らなくはないけどガイ通したりと少しめんどくさい状態と言えると思う。
あとはシマノのリング等に比べると変速性能は著しく落ちる上かなり割高感。
いずれにせよ、このクランクが気に入ってどうしても使いたいというなら方法はあるのでなんとかなる。
中古相場も球数は少ないが、少ないながら安定しているので、状態によるけど美品を求めないならだいたい〜¥10000くらいで入手可能。
クランク長170mmだともう少し割高になっている気がする。

ドライブ側クランクは285g

反ドライブは236g。
計520gとまあまあの重量。
当時の標準的なMTBクランクよりは数十gとか少しだけ軽いくらい。
当時は当時でCNCで削りまくって超軽いクランクもあるにはあるけど。


QファクターはMTBらしく広めの176mm。
軸長103mmでの数値なのであとはそれにプラスしてご参考までに。

アルミのよいところは磨けば光るので多少のガリ傷あっても再生可能。
磨く前提で入手するなら、それこそ傷のあるもので安いものを手に入れる機会もあるかもしれない。
ただ、このクランクのかっこよさはエッジの立った角にあると思うので削りすぎて角が丸くならないように注意しなきゃならないと思う。
丸くてもいい人はそれでもいいだろうけど。

付属して付いていたチェーンリング類もスギノ製。
アウター&ミドルはアルミ軽合金、インナーはスチール。
年式の割には変速の加工も良さそう。

 

組付けて問題だったのがこのクランクのチェーンラインが55mmもあること。かなり大きいのでロード用FDで使うとなると稼働幅内に収められずアウターに変速できない。
ワッシャーを使い左にオフセットさせて強引に稼働内に収めることにした。
使ってるBBは最も短い部類の103mmでこの状態。MTBで使う方は問題ないだろうけどご参考までに。

コメント

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