スレッドステム SENQI
材料:3D鍛造合金
角度:-17°
中心距離:80mm
クランプ径:31.8mm/25.4mm
長さ:150mm
フィニッシュ:サンドブラスト,アルマイト加工
このSENQIというブランド、馴染みがないので調べたところ、ハンドル、ステム、スポーク、シングルのクランクなどピスト系の製品を展開しているようでいずれも安い。
スレッドステムのバイクを乗っているとネックになってくるのがハンドルのクランプ径で選択肢が25.4、26.0しか選べないというのが現状だった。
市場に溢れるハンドルはオーバーサイズの31.8がメインなので使いたいハンドルをアッセンブルできないという場合も多かったと思う。
これを解決する製品は2つあってNITTOのUI-12とfactory fiveのTITANステム。
JRI Rigg Stemというのもあるみたいだけどこれもおそらくfactry fiveのOEM。
これらはスレッドでありながら、バークランプ径が31.8なのでクラシックな外観を損なうことなくハンドルをアッセンブルすることができる。
しかし、NITTOはクランプをネジ4本留めで見た目が若干ゴツく当たるという点。
ファクトリーファイブは丸くスタイリッシュな外観でカッコよく、精度も申し分なさそうだけど価格が¥15000程という点。
上記の2点は品質が信用できる製品なので買っても価格以上に満足できるものだとは思うがなかなか手が出ないものだった。
でいつの間にか、まんまファクトリーファイブのtitanにクリソツなものが¥3000程で展開されていたのがこの製品。
TITANと違って中空ではなく中ぎっしりのアルミボディで実測値302g。
TAITANは写真見ても綺麗に切削されているようにみえたけどこの製品はハンドルクランプ取り付け面の面相が荒い。
巷のレビューではネジが甘く使っているうちにハンドルがズレると散見されたけどネジ云々じゃなくて原因はこれじゃないかと。
これだけ荒いといくら規定トルクで締め付けても接地面が面ではなく、線で留まる状態になるとのでそうなればずれても当然。
ここは面相を整えるかファイバーグリップ等摩擦を上げるケミカルを塗る対処が必要。
全体的に精度は甘めで価格なりなので少し手を加える等してやる必要があるかと思うけど、その辺をクリアしてやればコストに優れる良い商品だと思います。
追記
1年ほど使用したけどズレ等は無し。ちなみに自分は摩擦増強剤の代わりに、面相に手元にあったスポークフレップを塗って使用した。
ここまで使ってきて、全然使えるなという印象。
また、流通量が安定してないのか、たまに商品が売ってないことがあるので値段を許容できるならニットー、タイタンの製品もいいんじゃないかと思います。
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