どうもおはこんにちばんは。
サマーキャンプお兄さん⭐︎です。
サマーとは心の状態。
昨今のキャンプブームのおかげか、「キャンプしたいんやけど何買ったらいいん?どこのテントがいいん?」とか聞かれることがめちゃくちゃ増えました。
これに答えるのが非常に難しい・・・
なぜならそれを聞いてくる大概の場合のイメージするキラキラキャンプと私がしてきたサマーキャンプとでは大きな隔たりがあるからです。
車で例えるなら、「林道ガンガン走りたいけど、どんな車がいい?」って聞いてくるものの、その林道が「〇〇スーパー林道」みたいな整備された観光道路なのか、それとも1車線でガレてて路肩が落ちているような道なのかでは大きくちがうわけです。
それに合わせると選ぶ車も、スズキのジムニーなのか、それともレクサスのハリアーなのかでは、攻めれるシュチュエーションも車内の快適度も全然違ってきます。同じ四角い系の車でも恐らく用途は違うものと思います。
(車詳しくないので表現不適切だったらごめんなさい)
コレだってきっとサマーキャンプ。
極論、自分がサマーキャンプしていると言い張ればそれで成立してしまうわけなのですが、最初からコレができる人、もしくはソレでキャンプを初めた人というのは、それはもう、弘法筆を選ばずなのでムテキです。
ただそれもレアケースなのでもう少し具体的に装備をお勧めしたいと思います。
私はこれまで-20℃から45℃、標高も〜4600mまでとキャンプツーリングをしてきました。
その経験に基づき、耐久性が高い、信頼できるギアをブラッシュアップして使ってきています。
「レジャーとしてのキャンプ」というよりは「旅の道具」としての要素が強いわけですが、より様々な環境で使えるということはそれは裏を返せば平時のユルキャンでも転用は可能(逆は転用不可。ハリアーでガチの変な林道はやめようねってことです)
ここで私が勧めるのは、ある程度のガチめにも対応できる装備をベースにしつつプラスαで快適軽量にゆるキャンを目指す!という方向性で推奨、提案させていただきたいと思います。
もし一生、オートキャンプ場でしかキャンプしないというのであればある程度何を買っても問題ないのですが、よりディープに、野営もやってみたい!テント山行もしたい!ザック1つで旅もやりたい!という場合であれば参考になる点もあるかと思います。
以上を前提条件とした上で、順番といたしましてウエイトの高い順に
・寝る(テント、シュラフ、マット)
・食う(バーナー、コッヘル類)
・遊ぶ(快適性を高めるギア、プラスαのゆる要素)
の三点、この中で必須になってくる、寝る、食うを重点的にやって行きたいと思います。
かなり偏った個人の趣向の物になりますのでこれから始める方には参考の一介として捉えていただけレバと思います。
・テント
まずはテント。独断と偏見でバッサリ行きます。
これについては、モンベルのステラリッジ、アライのエアライズ、この二択になります。
山のテン場はだいたいコレ。
実際わたしの周りもダントツでこのどちらかを使っています。
ド定番の山岳テントになりますので、軽量性、耐風性、悪天候時での設営のしやすさとそれらに対してのコストが秀逸。
レジャーキャンプ製品と比べると室内空間の居住快適性はやや劣るかもしれませんが仕舞い込みのサイズ、重量、耐風性、対水圧が段違い!
というか、私は最初から山岳テントで入ったので、他のツーリストの使っているテントのデカさ、重さに最初はびびりました。
最初からコレしか知らないと他のテントは捨てたくなるレベルです。
品質、耐久性抜群で、少なくとも私は同様の山岳テントをブッ通しで200泊程度使用しましたが何1つ問題なく使えました。
若干の汚れと、テントポールが少し癖ついたかな〜?程度です。
それ以降ももちろんまだまだ使えて現在進行系ですので下手したら一生もつレベルの頑丈さ、品質です。
またモンベル、アライくらいの大手になってくると破いたり、ポール折れたりしてもサポートが充実しているので補修パーツも入手が安易です。
もしもう少し人と違ったものをと思われた場合は、ニーモのアトム、タニ、ダンロップのコンパクトアルパインvs−20、ヘリテイジのエスパース
この辺から選んでおけば間違いありません。
まあ似たり寄ったりなので気に入ったやつを選んでおけば良いかと思います。
山岳テントの難点としては中が狭いので2人用を選んでください。
だいたいの山岳テントは機密性、保温性を高めるため、2人用で2人が互い違いに寝転がってミチミチ感のサイズ感がほとんどだと思います。
つまり、ソロでも1人+荷物くらいのサイズ感です。
また最初に買うなら内張とフライが別のダブルウォールタイプ推奨です。
よりファストでライトな行程でキャンプするようになった場合はシングルウォールを選択肢にいれてもよいかと思います。
・シュラフ
モンベル、イスカ、ナンガ、この3社の製品で選んでおけば間違いないです。
ブランド毎に順番に、アルパインダウンハガー♯3、オーロラライト600DX、エア450X
この辺から選んでおけば間違い無いかと思います。
どれも3シーズン用になるので春~秋まで対応できます。
もし0度を下回るような冬季にかちこむ場合は、普通に家の毛布を持ってってプラスして使うことをお勧めします。
厳冬期用のシュラフを買うというのは使い所が限られる上、嵩張るし値段も高いのでゆるキャン的にはかなりコスパが悪くなります。
・マット
ここは独断と偏見でサーマレストをお勧めしておきます。
地面からくる冷気の遮断性能と独自のパターンによるフカフカ度は抜群です。
私自信も周りの仲間達も最終的にサーマレストに落ち着く結果になっているところからすると、色々買って遠回りせずに、最初からコレ買っときゃそれでよかったと言えるような品質、耐久性です。
難点は、銀マットなので嵩張るのと、銀マットであるにも関わらず値段が高めという事です。
嵩張るのが嫌な方はエアーマットをお勧めしますがこちらはいちいち膨らまさなければならないので割と面倒です。
私自身も最近ではゆるいキャンプとなるとほとんど使っておりません。
以上で、「三種の神器」を紹介しました。
これでとりあえず、どこでも寝れる状態が完了です。
本格的にかなりきわどいところでも寝れます。
どれも定番の製品になりますが、定番になりうるだけの性能対価格といったところでバランスの取れたところになります。
参考までに、上記のモンベルステラリッジ¥40000、アルパインダウンハガー♯3¥30000、サーマレストZライトソル¥6800
ざっくり¥76800。
高額ですが長期において使用していけるので使えば使うほど、中途半端なものを買うより安く上がるかと思います。
おまけでヘッドライト
意外と必須アイテムです。1つあればランタン等いりません。
ジェントスあたりが安くお勧めですが、ホームセンターで2000円程度のヤツで充分です。
よくある激安で、爆光!みたいなやつはやめた方が良いです。
過剰にあかるく使いづらい事も稀にあります。あとは電気容量確保の為バッテリー重すぎるものもあります。また、消費電力が多すぎて、ランタイムが短く一晩持たないというパターンもありえます。
ここはふつーにふつーのやつを買うことをお勧めします。
例えば、肉の焼き具合のチェックをする時も、深夜の暗闇にトイレまで歩いて行く時も、ランタンと比べると使い勝手が段違いです。
続いて「食う」の方。
・バーナー
はい。これはSOTOのストーブを買ってください
シングルストーブとなれば私の周りではコレかイワタニジュニアバーナーを使う方が大半でしたが火力の安定性が抜群。
他社製品はしばらく使ってくるとだいたい点火プラグが死んできて、ライターも持ってないと着火できないというパターンに陥りがちなのですが、SOTO製品は明らかに壊れにくいです。
もうちょっと具体的にいうと100日以上とか旅をしてるツーリストは99%点火プラグ死んでました。
ちゃんと使えてたのはSOTO製品だけ。
バーナーも種類が色々ありますが、国内旅行なら使い勝手、燃費で断然ガス一択。
海外で使うなら個人的にアルコールストーブを推しますが、ガスに比べ火力も悪いし燃費もビミョウ。ガソリンストーブはそれで臭いし燃料の性質上管理も面倒です。
CB缶(カセットボンベ)OD缶(OutDoor)(よく山で使っている縦型円筒ガス缶のもの)の2種類がありますが、OD缶の方が寒冷地にも強い為、登山等高所や寒冷地で使う予定のある方はOD缶の方が良いですが、ゆるキャンがメインというのであればCBをお勧めします。
こちらの方がガス缶をコンビニ等どこでも入手できる上、ランニングコスト(価格)にも優れます。
・コッヘル類
アルミのものが軽量で熱伝導にも優れるのでおすすめです。
中2心をくすぐるチタン製は軽量で耐久性にも優れるのですが、熱伝導が低いせいか、燃費が悪く、焦げやすいという難点もあります。
なので一番ベーシックで扱いやすいアルミクッカーをお勧めします。
[ガチでお湯しか沸かさない]勢とかならチタンの方が良いかもしれませんが、私自身、クッカーはチタンよりアルミを好んで使っております。
・スノーピーク アルミパーソナルクッカーセット
・トレック900
この辺の製品が必要最低限な感じですがシンプルゆえに使い勝手が良く、私の仲間も使ってる人が多いです。
本音をいうとユニフレームの山クッカー角形3がお勧めだったのですが、なんか、、かなり高いので、、
私が購入した2010年ごろは新品5000~6000円で購入したような気がするのですが、今は倍の10000円・・・
大人気商品ではあるのですがアルミでこの値段はちょっと・・・なので予算の許す方は良いかもしれませんが、この価格では、キビチイなア・・といったところです。
あとは個人的にお勧めな百均のステンの箸、スポーク、これだけあれば問題ないかと思います。
これで最低限の「食う」もコンプリートです。
soto st-310,¥7000、アルミパーソナルクッカー¥4800で¥11800
予算厳しい場合は、最悪、バーナーだけ買って、飯はアルミの鍋焼きうどん買って初めてみる、くらい敷居の低い感じで充分かもしれません。
とりあえず上記のもので最低限のソロキャンプ、ソロツーリングは行けると思います。
上記推奨ギアで揃えれば、アッ倒的に小容量、軽量なので徒歩や公共交通機関でのキャンプも余裕、ザックに詰めてテント山行、縦走も充分に可能なスペックのものだと思います。
これらをベースにしつつ、プラスαで焚き火代やBBQグリルなんかをチョイスすると言うわけです。
・遊ぶ
この章は、便利で楽しいキャンプ道具の情報が溢れている現代において、私がわざわざ書くことも特にないのですが、というか私自身、レジャー製品の方はあまり詳しくないので、おしゃれキャンパー系のSNS等を参考にしていただいた方が良いかと思います。
ですがそれだけでは面白くもないので、ここは私達お兄さんズの遊び方や楽しみ方を書いて終わりにしたいと思います。
・自転車遊び
これが我々の最もスタンダードな遊びにして原点、そもそものキャンプの起こりが、国内外色々走り回っていた連中達が、たまには集まってなんかやろうというのが原点なので自然といえば自然な流れ。
BMXなどのバランス系で遊べるバイクが一台あるだけでもかなり楽しい雰囲気になるかと思います。
・楽器
ジャンベ、ウクレレ、ギター、キーボードあたりがよくある感じに落ち着いています。
シタール、ガムランあたりを持ち込んだ日にはもう神扱いされること間違いなしです。
ウクレレ奏者の友人FJC曰く「真面目に小一時間練習すれば一曲くらいはイケるようになる」とのことでしたので楽器未経験でもウクレレあたりからやってみるのは敷居が低いのでよろしいかもしれません。
なれてくるとステップアップでギターに手を出すのも楽しいかと思います。
・川遊び
川遊びに関しては別途詳しく書いている記事があるので興味があればそちらを参照していただければと思います。
最強のサマーキャンプ×最強の川遊びで、コレは「最強×最強」のウルトラサマーキャンプです。
・快適性を高めるアイテムということで鉄板、大鍋
この2つがあればヤヴァイ料理もなんのその
大量の肉に溺れることも、闇鍋や闇カレーを作ることも可能です。
袋ラーメンも一気に大量に行けます。卵も1パック丸々投入可能。
フライパンで作るよりでかい鉄板で焼いた焼きそばの方が格段にウマいという不思議。コレが焼きそば屋台の味。
どちらもツーリングでは持ち運びしにくいものなのでコレができるのはゆるキャンならでは。
ちなみにどちらともホームセンターにある安いものなのでこだわり等は皆無の製品です
以上になります。
これで最高のサマーキャンプを楽しみましょう!
この記事が少しでもこれからキャンプを始める方々の参考になればと思います。