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冬季の北海道ツーリングにつかった道具類装備品について

今回はアウトドア用品について

ここでは「宗谷の年越し」に焦点をあてて自分の使ったモノを考察も交えて書いていきたいと思う

北海道というとおそらくはそれが目的の人が殆どだと思うので・・・装備を選ぶにあたってまず現場の気温を知る必要がある

統計(1981~2010)を見たところ稚内市の1月の平均最低気温は-6.8℃

もちろんこれは統計なので局地的な寒さの日にぶち当たることもあり得る

内陸部はともかく宗谷に限った話ならおおよそ-10℃想定で間違いないだろう

では大物関係から順番に


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PAINE G-LIGHT X

冬山なんかをする人間にはよく知れた極地用テント

累計300日以上酷使しているものだが、正直通常のツーリング使用においてはオーバースペック

このXテントというヤツは通常のG-LIGHTよりも軽量に作られているがその分テントとしての快適性は劣るモデルとなる

テント山行などで、よりファストな行程をこなす層がターゲットの製品のようだ

その分えげつない小容量で、テント本体とポールがフレームバッグに収まる基本的に面倒なのでフライは使わなかったが宗谷のみ、なんとなく使用した

テントはそこまでこだわらなくても問題ないと思う

実際宗谷では、モンベルのムーンライト、クロノスドームなんかは幾つも見たし、ノースイーグル(ツーリングでよく見る比較的安価なヤツ)なんてものもチラホラ見かけるくらいだった。
ただ、強風時の保障はできないので、そこが気になる方はモンベルのステラリッジやアライのエアライズ辺りの山岳テントがあれば十分だと思う

 

繰り返しになるが、よほど粗悪なモノを使っているんでもない限り、
テントはなんでもいいといえるかもしれない今使っているものがあるならおおよそそれで間に合うと思う続いてシュラフ
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安定のNANGA
スウェルバッグ 450DX & 280DX

450は [快適使用温度] -7℃~[使用可能限界温度] ~-14℃
280は [快適使用温度] -2℃~[使用可能限界温度] ~-7℃

<先ず、この温度表記だが、快適使用温度基準で選んでいただきたい 使用可能限界温度とはあくまで>体にリスクのない温度(低体温症など)程度に捉えた方がまず間違いないだろう
限界温度基準で使用するとまあ寝れずに翌日も疲労が抜けずただただ消耗するツーリングになんてことになりかねない

また、EUにはEN(ヨーロピアンノーム)13537という規格がある
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こういうやつとか↑

こちらの方は、EUで販売されるシュラフに表示が義務ずけられるもので、もっと具体的な基準で快適に使用出来る気温帯を算出したもの。

全文は長いので下限だけ取り上げるが、それによると、

エクストリーム温度 – 一般的な成人女性が低体温症による死亡のリスクを負うことなく6時間持ちこたえられるとされる限界温度。

とのこと。これは結構アブない状況だと思う

温度帯域の話は冬山をやるような人間だと今更な話なのだろうが、まずここを改めておきたい
前置きが長くなった。

宗谷のときは450のみだったが翌年は更に寒い環境だということで280も併用

450のみ、着込んだ状態でなら外気温-7℃程度テント内なら寒くて目を覚ますなどということはなかった
(この年の宗谷―7度、シュラフの快適温度―7度とカツカツであった)

結構な人がやってると思われる手法のシュラフ Inシュラフ
極地用シュラフだと使用用途が限定される反面この方法だと使い分けで4シーズン満遍なく使えるからだろう 
450+280で730と同程度の性能が得られるのかはわからないちなみに併用時は一ケタでもプラス気温環境なら普通に熱い今使ってるシュラフがあるなら有効な手段だと思う
難点としては中で動きにくい、ジッパー締めにくい
、であろうか新規購入で一本で済ませるならナンガのAurora 600dxあたり、モンベルなら#0あたりがコスト面でも優れているともう
あと有名どころといえば圧倒的ネームバリューのISUKAだが残念ながらイスカのシュラフはつかった事がないわけだが普通にデナリあたりになるだろうか長々と書いてきたが冬の宗谷で最もウエイトの高いギアと思われるので熟考して選んでもらいたい


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ISUKA ピークライトマットレス165

普通のペらい銀マット
ロゴスの枕

銀マットはテントの底面のサイズにカットして一面に敷けるようにした
これはペらいのでほんの気休めだが無いよりはマシだろう程度
容量の都合でフロントパ二アに収まるこのペらいマットにしたが本音を言うと積載できるなら厚手の銀マットが欲しかった
ちなみに百々話題に上がるのだが、銀マットは銀を上で使用している。夏場は銀が下。
どこかで温度を測定した記録を見た覚えがあるのだが、それによると銀上の方が温度が上昇した記録であったと思う
エアマットの利点はコンパクトになることだが、低温時の断熱性はクローズドセルに分があるように思う

>空気でふくらます手間等考えても断然クローズドセルのが楽だ
自分の場合バイクパッキング寄りというか、容量の都合でこの方法をとっているが積載できるなら迷わずサーマレストを買うだろう
というわけで、マットは俄然、サーマレスト リッジレストを推しておきます

枕は好みの問題だろうが、自分は絶対必要な装備になっている
夏場だとテントシュラフなしでツーリングに出ることもあったがその場合でも枕は欲しい
輪講袋では首が痛い
高価なものでもないので是非使ってもらいたい

最後にコッヘル、バーナー類

 

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まずバーナーだが、

・ガソリン

・OD缶(アウトドアメーカーの缶)

・CB缶(家庭用のカセットガス缶)
といろいろある

ガソリンはライダーだとおなじみなのかもしれないが、チャリダーだとガスが一般的なような気がする
基本的にどれでも、今使っているバーナーで問題ないだろう
ガソリンは-40℃でも気化するので寒冷地では万能といえそうだが、ガス(CB缶の場合)は全然気化せず火力が安定しない
もう少し正確に言うと、火はつくが常に弱火でお湯を沸かすのにも時間がかかる、蝋燭の火に近い状態だ
CB缶バーナーの場合はプロパンを詰めたボンベを使った方がよいだろう

寒冷地用としてはこのガスの評価がたかいようだ

また近年特に流行を見せているアルコールストーブ
ガスのようにコォオオオという音もせず静かに燃える

風にめっぽう弱いので外で使うなら風防が欲しい
逆にテント内で使うなら最適なストーブであると言える。
ガスより火力は劣る気がするが簡単な煮炊きなら十分可能

それからアミだが、これは暖をとるときにかなり有効
普通に燃焼させるより熱が拡散されあたたかい。

どの程度の自炊をするのかは完全に個々の裁量となるので何を持っていくのかはその人次第だろう
余談ながら、ここまで書いておいて自分はセコマの世話になるのでコッヘルはほぼ使わなかった
ほぼ宗谷の朝夕の自炊と、後は暖の目的でバーナーのみ使用

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