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2018/06/29 ロードサイド~ルシャン 怒りのディグロード
簡単に朝食をとってからできるだけだらだらとしつつも徐々に撤収にかかる
毎朝のことだけど朝はほんとにだるいので全然走りたくない気分
8時過ぎにようやっと丘を下り再度谷の道をすすんでいく
5㎞ほどでチャイハネがあったのでそこで2度めの朝食
朝食をとっていると最初にあらわれたサイクリストはなんとネザーランドのカップル
偏見かもしれないけど、カップルのサイクリストってたいてい進みが遅い
このパミール界隈では珍しくSPD履いてるしどうもこの人たちは一味ちがうのかもしれない・・・
「昨日はどこまで進んだの??」
「ここから5kmくらい、右手、丘の上でキャンプ」
答えると、ほぅ…みたいな反応
なにか意外だったのかな…
ここを走るサイクリストのバイクは9割5分、スチールの三角フレームに手組みホイール、まるで遊び気のないコンポというツーリング然としたもの
もしかすると、「そんなチャラチャラしたバイクで来やがってぇえ!」
とか思われてたのかもしれない
いや、逆の立場だったなら確実にそう思う。ほんの少しだけ会話をすると先に行ってしまった
続いて、やはりこの男、フィリップ登場
チャイハネの入り口で自転車を降り、こちらにビシッと敬礼すると行ってしまった(茶目っ気あってかなりおもしろかった)
そのあとはトニーもやって来て一緒に朝食を取り出した
ちなみにトニーも今日2回目の朝食らしい
朝食を終えると先に出発
今日は80キロくらい進めておけば明日は余裕でホログに到着できる
引き続き谷の道を進めていく
既にパミール を走り終えドゥシャンベに向かうサイクリスト達何人かすれ違う
パミールはそれだけサイクリストに人気のルートだというのがよくわかる
ネザーランドの二人を途中で追い抜いてこの日もやはりフィリップと並走するかたち
途中からもう一人、前の集団から落ちてきたのか3人で、時折おいぬいたりしながら進む
狭い谷だったのがルシャンの町の手前くらいで急にぶわっと川幅がひろくなり穏やかになりだした
湖みたいで美しい変化にとんだ景色をみせてくれる
ルシャンの街はもっと村レベルだと思ってたら意外とちゃんとした町で店なんかもあるので補給も安易
ルシャンはそのまま抜けてもう少し進む
ほんの少し先にフィリップがいるはずで、もしまた会ったら今日は同じ場所でテントを張ろうと思っている
チャイハネがあって表におっさんが立ってたので先にサイクリストが通って行かなかったか聞くもうまく通じず…
でもここでメシを食っていきなよと誘ってるのはよくわかる
ここからホログまでもう50km程。明日はふつうにホログまで到達できる
今日そこまでこんつめて走る必要も全く無いのでここでストップすることにした
チャイハネでメシをとってから建屋の裏パンジ川沿いの草地にテントを張らせてもらう
なんだかんだ毎日ロケーションの良いところでキャンプしているような気がする
まあずっと絶景なのでどこでキャンプしてもそうならざるをえないということなんだけど
しかし道が悪いので手や体中が痛い。もうほんとにドゥシャンベ以降、常時、削岩機持ってる感じでディグディグしてる
この日ついにオルトリーブのバックルがぶっ飛んだ…
もうなんなの、このディグエリアは・・・
あいおーるうぇいずディグディグ。
I did ディグディグ for 6days.
そんなクソみたいな英文が頭に浮かんだ
それ以外は体も万全。タジキスタンは景色も最高だし人も親切でとてもいい
あとはこのディグロードさえなんとかなってくれれば・・・
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