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2018/07/05 ロードサイド~ロードサイド ジェロンディのホモおじさん

タジキスタン
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2018/07/05 ロードサイド~ロードサイド 
ジェロンディのホモおじさん

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ロードサイドにて起床。
風は強いけど気温は案外高め。
雲があるおかげで気温が下がらなかったのかもしれない。
今にも降り出しそうな天気なんだけど、とりあえずは撤収して先にすすむ。
3000から更に高度を上げていく。

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この日の昼もチャイハネを見つけることができたのでここで昼飯。
表に椅子やテーブルがなく人の着ている服も厚手のものになったのできっと寒いエリアに入って来ているんだと思う。
この辺は水がうまく補給できずなのでチャイを大目に頼んでそれをボトルに入れる。
昨日なんかもだけど、商店でピュアウォーターないかと聞くと
「店の前のそこに、小川があるじゃろ??」
みたいな返答だったので、まあ、たしかに小川はあるけど付近に普通に牛とかいるしどう見ても飲めそうな感じではなかったので断念。
でも地元の人たちはそれで生活してるんだと思う。

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フロントがパンク。
何か異物を踏んだようで小さい棘がタイヤに刺さっていた。
路盤状況を省みれば当たり前なんだけどタイヤもかなり磨耗して薄くなってきている。
これも棘が貫通した原因の一つ。
やっぱりここ走るならタイヤはマラソン一択だったかもしれない。
道端で修理をして復旧。

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書いてなかったけど、道中のタジキスタンの子ども達は、目一杯の声で延々ハローとワッツユアネームを連発してくる。こちらはヘロヘロなのに向こうは120%でくるので相手をするとなるとけっこう疲れる。
けどこの辺の子供達はハロー攻撃も少し控えめな感じ。
バタバタっと駆け寄ってきたけど目の前でビタッと止まった。
子供達は何かをねだるわけでもなくただみているだけ、滲み出る雰囲気が素朴でとてもいい。

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あいかわらず高い山のピークには雲が雨を降らせてたりするさまが見えるけど、少しだけ雲が切れてきた。
この辺がジェロンディの村。
村といっても家は数戸だけ。
ここには温泉があると聞いてきたので今日は距離的に余裕があるしゆっくりしたいと思っている。

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メインロードから外れたところに一軒だけ異質な建物がある。
この辺は日干しレンガに煙突付きの家ばかりなのに木造。
丁度そこにトレーラートラックが止まっておりおっさんがタイヤを棒で叩いてチェックしていたのでそのおっさんに、アレが温泉か?と聞くとやはりそうらしい。

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覗いてみると建屋の中は3〜4m四方の湯船で建屋の裏から源泉掛け流し、かつそのまま垂れ流し。
湯温は体感41℃。
つまり超ちょうどよくて結構長く入っていられる。
服を脱いで入っているとひとりおっさんが入ってきた。
だれかとおもえばさっきのトラックのおっさん。
ここはトラックの運転手にも有名なところなのかな。
聞いてみればトラックは中国のカシュガルから首都のドゥシャンベまで物資を運んでいるらしい。
英語は皆無だけど地名は通じる。
温泉を楽しんでいると、なにかおっさんの様子がおかしい・・
だんだんこっちに寄ってきている気がする。
ロシア語でしきりになにか言っている。

めちゃめちゃちかい
あ・・こいつやばいやつだ・・・

ノー!
でかめの声で制すると少ししょんぼりした顔ではなれていった。

こいつぜってぇホモおじさんだよ、ジェロンディのホモおじさんかよ、うわあ最悪かよ
ふっざけんなよぉ……
今日はまだまだここでだらだらしたいのにこのタイミングでこれかよ…

いろんな話をきくけどやっぱりチャリダー×ホモおじさんは世界共通&鉄板のネタ。
今度はおっさんは後ろ向きになりながら自分の尻をてでつかんで
ハラショー!(良い)」
間髪いれず「ノー
やっぱりなにかしょんぼりしていた。
おっさんのきったない肛門見せつけられて最悪の気分、気分はとってもサイアク。
まだおっさんは話の分かるホモおじさんだからよいものの、しかしおっさんがいる以上ここに長居は不要。
服を着て退出。
退出するとやはりおっさんも帰り支度をしていた。

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途中から雨が降り出し更に雪もちらつき出した。

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気温も一気に0℃近くまで下がる。
ここは既に標高3900mで富士山より高い。
ハイシーズンに来てるからって舐めてたけど、冷静に考えれば標高4000付近で雨に降られて辛くないわけがないし、固形物が降ってもおかしくはない。

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その近辺で偏西風を避けれる土手の下にテントを張った。

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アルコールバーナーは火力がかなり弱い。
まず先に湯を沸かしコーヒーを入れてから、その後コッヘルで湯を沸かす。
コーヒーとドライフルーツやらビスケットやら食って湯が沸くのを待ってる。

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沸いたら乾麺ゆでてそのスープも含めてナンを食べる。
マカロニゆでたりとかもいろいろやったけど、最終的にこの乾麺とナンをベースにしたメシが自分は多かった。
水が乏しいのでできるだけ無駄にはしたくないし向こう数日間キャンプが続けばコッヘルも水では洗わずペーパーで拭くのみで終わってた。
多分、そのへんはヨーロピアン達は食材たくさん買ってるからしっかりと調理してちゃんとしたものを食べてるんじゃないかな、と思う。
多くの日本人サイクリストのしているキャンプは、その旅の手段、方法としてのキャンプだけど、ヨーロピアンはキャンプ然としてキャンプしているので
別にどちらが悪いとか良いとかの話ではないけど。
やっぱり天気が悪いと気分も晴れない。

テントを打ち付ける雨音を聞きながら就寝した。
なかなか良い一日だったと思う。ホモおじさんの一件さえなければ…

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