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マレィ半島ぅ へのツーリング

マレー半島
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マレィ半島ぅ へのツーリング
計画とか経緯とか
今年のGWはマレー半島でのツーリングを敢行した

ある程度国内を走っている以上必然的に目を向けることになるのが海外

仕事してると旅なんて、それも海外なんてなかなか無理だよなあ・・・みたいな声もあるとは思うが、私個人的にそれには酬いたい思いもあった

まずそもそも海外ツーリングという響きだけでなんかすごいおもしろい気がするし

ひとつ前の記事にも書いた話だが、

「時間無かろうが今ある枠の中でできる最大限をやる」

これを体現するとしても十分に取り組む価値のあるもののように思える

海外の自転車旅といえば、チリのアウストラル街道、ボリビア宝石の道、チベットハイウェイ、中国の断崖回廊、

世界には自転車乗りならば一度は走ってみたいと思う魅力的なところは幾らでもあるが時間と予算の都合で現実的ではないところであったり、あるいはハードルが高かったりと

ネットでザッと海外ツーリングをやっているものを調べてみても普通に十数日間~とかを要するような、「自営か会社役員かなんかなの??」という感想しか出てこないようなものばかりだった

せいぜい凡人の自分に用意できる時間などどうヒネッても1週間程度が関の山だ

その時間で、やってやれないことは無いのだろうがどう考えても特に興味のある南米や北アフリカはコスパが悪い

韓国や台湾なんてのも楽しいだろうとは思うがこちらはなんだか近すぎて食指が動かないしもっとエキゾチックな雰囲気のところを走りたい

ごく常識的な実行できそうな案で、ハバロフスク~ウラジオストク、ハノイ~ダナン、成都~重慶、この他にもいろいろと考えてはみたものの現実的な距離で無かったり、あるいはそのルートにそこまで興味が持てなかったり
そんな検討したなかで一際光っているルートがあった

それが今回おこなったマレー半島の旅であるマレー半島という選択

マレー半島の旅というとワールドツアラー的にはバンコク~シンガポールの三ヶ国間約2500km、期間にして1カ月程度というのが一般的

もちろんその行程をこなす時間などあるわけがなく目を付けたのはその中の一部シンガポール~クアラルンプール


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これはその時のメモ(ゆけむりの宿に泊った記憶など・・・   ない)

直線で400km程度

実際は寄り道で膨れて500~600km程度になるだろう

前述の、おおよそ一週間というものにもおそらくマッチするはずだ

 

幸いこの2国間は治安も安定しており自分が通るであろうルートは外務省からも危険情報は出されていない
(ザッと見てもだいたい東南アジアのどの国もlevel1程度(スリやひったくりの注意喚起)はでているのだがそれすら出されていない)
自分の想像になるがおそらくシンガポールに関してはよほど東京より治安がいいのではないか

そして、渡航距離、渡航費のコスパ

KL、シンガポール共に日本からの航空便の便数も多く、比較的安価に航空券が手に入り、距離的にも近すぎず遠すぎずでちょうどよい

また世界有数のハブ空港として機能するこの2箇所の空港を利用する(どちらも今回初めて)というのは今後の海外渡航においても意味のある事の様な気がする(気がするだけ・・・まあそんな頻度で海外行かんし)

シンガポールはともかくマレーシアは物価も安く(東南アジアでは比較的高い方だとは思うがこの場合日本比で)それなりに異国情緒を味わえ、且つこのルートでは陸路による国境越えというものを含むことになる

この国境越えというのは当然日本にいては経験できないものでありこれが経験できるというのもこの旅の魅力だった

調べれば調べるほどこのマレー半島の国というのは面白い文化を持っているようでここを訪れる魅力は十分、次第にこの地を選ぶのに一切の妥協点などなく、心底行ってみたいと思うようになっていた

具体的な計画として

更に具体的に計画を企てていくわけであるのだが、今回は海外旅行という観点からも走行距離100km/Day内に抑え、滞在する町のナイトライフ(屋台等)を楽しめるようなツーリングにしたい

一人で走るとストイックになるのは目に見えていたので何人かでワイワイできる物の方がいいという判断で仲間を募ることにし旅仲間に声をかけてみることにした

残念ながら大多数が、「走れるとこなさそう」「アジアは~・・・」等シブい反応、大多数の持つ東南アジアのイメージとしてまあ普通の反応といえば普通の反応かもしれない(思えば冬の北海道旅に最初の年に行くときもほぼそんな反応だった、だいたい行って帰ってくると手のひら返すのだが)

そんな中で、このツーリングに興味を示しノリノリだったのが一人もう一人といたわけで、

この二人は自分が知る限り、社会人ながらも限られた時間の中で攻めたことをしており、「遊び方を知っている大人」とでも言うべきか、一目置く存在だったわけだがこのメンツでのマレー半島とくればこれがおもしろくならないわけがない

当初は三人で、年末、つまり15、16年の一週間程度の正月休みで決行しよう

年越しは世界遺産の街マラッカでFunky Night!というのが私の思惑、算段だった

ここまでが2015年、5~6月とかのおはなし

結論から言うとこの計画は、各、確保できる日数、おいしい航空券等、もろもろの理由で見送ることになった

このチグハグな3人で転がるマレー半島旅、熱帯夜での年越しの未来が見れずに終わったのは残念である

年末の件を見送ったものの私個人としてこれは中止ではなく延期とし、日数が確保できるときがあればいつでもブっ込むつもりでいた

そしてこのチャンスは思いのほか早く到来することになる

急遽結構となった旅

 

年が明けて月が経ち2016年4月上旬、今年のGWもほぼ暦通り(飛び石連休)だったのでもとより決行することは不可能であり今年の年末はどうかなどと思いを巡らせ見送っていた

そんな中、職場の都合で自分の就業場所が移動になった

そして出向先のそこで衝撃の事実を耳にする

とある日の夕刻会社の人と何気ない雑談をしていたわけだが、

「なんでも上海にいいサイクリングコースがあるらしいよ~

今度の連休で行ってきたらどうよ~なんせ9連休だからね~^^」

ばかな、9連・・・・だと・・?!

確認したら出向先の会社カレンダーはたしかに飛石をずらして9連休になっていた

とりあえずその時は、「あへ~~~そうなんですか~~~それはいいですね~~~いってみたいですね~~~」

と、死んだ魚の様な目で返事をしつつも、その日家に帰ってからパソコンに張り付き即効で航空券の手配を行った

もちろん上海ではなくマレー半島への「9連とかどうせ超絶ホワイトなんでしょ??」と思われるのもあれなので最初に断っておくが私の勤め先は決してそういうわけでも無く、ごく一般的な感覚の会社である

ちなみにこの前後数ヵ月、常時残業縦積み、ほぼ週休一日化、(現在進行形なので更新渋ってます)更に出発まで残り2週間ちょいと真面目に時間もなくかなりヤヴァい状況だったものの限られた時間の中でなんとか荷物準備をカチこみ、最低限の知識(航空の場所、国境の事等)を頭に入れ挑んだ旅行となった

世界でも屈指の大都会シンガポール、陸路による国境超え、ユーラシア大陸最南端の地ピアイ岬、世界遺産マラッカの街

正直これだけアクセスの良い場所にありながら、これほどイベント、変化に富んだ500kmというのもそうそうないと思う

結論から言うと、事はほぼほぼ思い描いた通りに進み非常に満足度の高いツーリングを行うことができ、このツーリングが終わった今でもこのマレー半島を選んだことはベストな選択だったと思う。

次回よりいくつかその旅の紀行文を投稿していきたいと思います


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