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2016/04/30 新嘉坡へ

マレー半島
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計画編、最初からはこちら

2016/04/30 新嘉坡(singapore)へ

スタート地点シンガポールに入国すべく中部国際空港まで
4/29仕事を終えその足で、仮眠をとりつつ車で空港まで向かう
乗る便は翌30日午前の便なのでそれまでに間に合えばいいという感じ

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たしかこれは早朝の伊勢湾岸道路
なんかよくわからない感じでコンビニの駐車場とかで寝ながらここまで

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そんなわけでやってきた中部国際空港
今回のフライトのタイムスケジュールは

10:30 名古屋中部セントレア国際空港 発

12:05 上海浦東国際空港 着
14:45 上海浦東国際空港 発

20:25 シンガポールチャンギ国際空港着

という流れ

今回は往復航空のうち発着の空港場所が違うオープンジョーという形式
よくわかんないけどたぶん一カ所往復の航空券より気持ち割高

航空券の手配は中国東方航空
マレー半島の旅ということでクアラルンプール(KL)ハブのLCC、エアアジアなんかを使えれば一番よかったのだがこのオープンジョーという形式が厄介なのでパス
パスというより今回急遽ぶち込んだ旅行なのでそこまで航空券を吟味している余裕もなかったのが事実

今思えばLCCはフルサービス航空会社のように片道航空券だとバカ高くなるということはないようなので、日本~KL~シンガポールと片道手配、で帰りの分もそれはそれで片道手配すればよかっただけの話かもしれない
それから荷物に自転車があるという点もあって、多分乗り換え時も自分で荷物ピックアップしなきゃならないと思うんだけどその辺が面倒なのも理由

でこのオープンジョーで引っかかる範囲で探したところやっすいこの中国東方航空と、あとは高い航空券(往復20~30万)しか残っていなかった(GW直前手配なのでしゃーない)ので必然的に中国東方航空を選ぶ形となった

で問題なのがこの中国東方航空
ひたすら評判が悪い
遅延、ロストバゲッジは当たり前、機内食食えたもんじゃないヤヴァい、サービスも最悪、と、「二度と使わない」「絶対に乗るな」という人多数

そこまでかよ・・・
とにかく疑うくらいに評判が悪い

ただ良い点もあって
・航空券の価格がLCCに迫る勢い(もちろんフルサービス。今回の場合は航空税含む往復¥67,000)
・預け荷物が23kg、2個まで

異常なまでに安い
これがノントラブルで行ければもう言うことなしなわけで・・・

私、極力偏見はしたくない
乗って、実際自分の目で見て最悪だったら
「この航空会社マジでクソやな!!」
と声を大にして言ってやるが、乗らずして「中国の航空会社だからクソ!」なんてことは微塵もいいたくはない

実際、
「いうて、そんな普通なんやろ??一部の中国嫌い、もしくはクレーマーが過剰反応してるだけなんやろ?」
とか多少の期待はしていた
中には「シートのピッチが狭い!」とか、この価格帯でそれ求めるか?って書き込みもあったし

長くなったがそんな訳で「久々の海外」というドキドキとはまた「別」のドキドキも抱えてのチェックインとなった
チェックインカウンターにてEチケットと引き換えに航空券を受け取り荷物の段ボール(チャリ)を預けると三辺の長さをスケールで測りだした
「超過料金かかりますね~^^」
荷重的には余裕なのだが箱サイズでアウト
イケるか?イケるのか??と期待はしてたもののまあこれはそうなるだろうと思っていたのでしょうがない
メジャー出した時点で諦めた(16000円)
あとは普通にイミグレーション、手荷物検査通過して搭乗口まで

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ザッと話は飛ぶが、
そんなわけで乗った飛行機だったけど、もっとゴミゴミしてるのかと思いきや簡素ながら機内全然綺麗だし機内食も普通にうまいしで全然悪くない件

強いていうなら空調少し寒いけどこれは完全に現地の気候に合わせて乗り込んだ自分の落ち度・・
なんで我だけ半そで短パンなん

海を越えれば上海
どんな未来も楽しんでおくれ

ほぼ定刻で上海着陸

突筆することもないくらい普通

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トランスファーカウンターで上海~シンガポールの航空券を見せ、出発ロビー
すこし暗めというか、落ち着いた感じの照明のロビーだがこれはこれで、
カウンターのねーちゃんがチェックイン中も頭越しに誰かとでかい中国語でしゃべってたのは少々うざったいが後は普通

今度はシンガポールまででこちらも定刻通り離陸
適当に寝て過ごしてたが、
いったい何やったん?ってくらい普通に到着
ほぼオンタイムフライト
いや、あの前評判なんやったん??普通に優秀やん!?
この価格でこのクオリティかよ・・・
普通にすごい・・

というか、乗る前の自分の、あの気持ちなんやったん?
勝手に一人ハラハラしてただけ??

ただ安心するにはまだ早い
問題は、驚異のロスト率を誇るという荷物だ
イミグレーションもパスポートとイミグレーションカード渡して、毎度のことながら一言も言葉を発さないうちにパス

乗ってきた便名のターンテーブルで荷物が流れてくるのを待つが、一向にダンボールが流れてくる気配がない
一人、また一人と荷物をピックアップして人もまばらに

徐々に焦りだすも、
10分ほど経ち最終的に誰もいなくなってしまい、とうとうコレやられたか??
こりゃまずい、自転車旅なのに自転車が無いとか始まらん
見つかってすぐ送ってくれりゃいいけど、その分日数削って輪行なり、
最悪見つからず全行程、バス、電車旅とか、いやそりゃ勘弁してほしい

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とかこの旅の行程のことを考えながら係員にきいたら「おまこれ、サイズあっちやねん」と違う方向指をさされ普通に横の違う窓口に排出されてた・・・
なんだよWELCOMEじゃねえよ

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荷をカートに乗せ続いて両替
入国のゲートを出たすぐの目につくところにあった
ちょうど空いてる所のおねえやンと目があって、どうぞと手招きされたのでそちらの窓口に向かう
ちなみに上の写真の一番左手奥のこちらに背をむけてるおねえやん

窓口から紙幣(¥)を差し出す

「  ・・ゴ セン ィエン・・・ 」

この小奇麗に髪をまとめたマレー系お姉やんは、いかなる国の通貨であろうとその通貨の国の言語で数字を読み上げてくれるのではないか・・・
そんなことを思いながらも両替された5000円分のシンガポールドルを財布にしまうのだった

まだまだやることがある
続いて自転車の組み立て
だだっ広い到着ロビーの一角で箱をあけて自転車の整備、借り組に移る

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今回は前後車輪以外にもハンドル、リアディレイラ―、クランクを取り外しての箱詰め輪行を行っていた
Rdはディレイラハンガーから外してワイヤーはそのままエアパッキンでくるんでチェーンステーに適当にマスキングテープで固定
GXP規格のクランクは10mmヘックス一本で着脱できるのがいいところ

外傷を確認するとアウターチェーンリング48tが歪んでポテチ化し使い物にならなくなっていた
飛行機輪行する以上多少の痛みは覚悟の上、他ギアの38,28は問題ないのでそれで続投
一番の不安要素だったホイールだがこちらはリムの歪みスポークの折れ、振れもなく無問題
とりあえずコレが大丈夫ならこの半島を転がれる
各所の整備、精度を出すのに思いのほか時間がかかってこの時点で22:30頃

あとはゴミの始末だが、この国のルールが厳しいのは有名だと思うが、おそらく放置でもしようものなら罰金だろう(詳しくはこちら。てかチューインガム持ち込んでた)
清掃をしていた中国系の係員がいたのでゴミをどこにやればいいか尋ねたが、これがもう何を喋っているのかさっぱりわからん。しばらくして近くにいたおじいちゃんの清掃員(こちらも華僑)も加わるがこっちの方が尚更わけがわからない。どうも二人は中国語で話しているようだがそのノリのままでこっちに話を振ってくる
独特のアクの強いイントネーションというか、私、英語はまじめに全然だめなのだが(そもそもこの時点で詰んでた)それに輪をかけて尚更わからん。

おじいちゃん   「といれーん」
自分    「トレイン?」
おじいちゃん   「といれーん」
自分    「トイレット?」

トレインなのかトイレットなのか・・・
悪戦苦闘したが最終的にトイレの近くのおばちゃんがダンボールを引き取ってくれて解決
シンガポールは変な訛りがあるとは聞いていたがこういうものなのか・・・
てかネイティブの人はこの英語どう思うんだろうか・・・
(このおじいちゃんは特別キツかったように思う)

やっと出発だがこのチャンギ国際空港、ここから外に出るのに1kmほど自動車専用の高速道路区間になっていてなんでも自転車では出れないらしい
出た人もいるようだがダメだと言われた人もいて結局、イケるのかイケないのか、どっちなんだよ!状態
ちなみにダメな場合はタクシーか電車で空港外まで出ることになるだけの話なのでそんな大層なことではないが

とりあえず自転車での空港脱出を試みて、セキュリティにダメだと言われたらその時は電車輪行にするか
まあ、そのへんは実際に着いてからの判断でと思っていたわけだが表をみてタクシーがゴタゴタビュンビュン流れてるのを確認し一瞬で電車に乗ることに決めていた

昼間ならいいが既に23時前
この時間帯にテ―ルライトは2個あるものの車の中を安全に走れそうな気がしなかった

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標識に従い電車乗り場に
券売機でチケット買おうとするも少額の紙幣しか読み込まないようで両替しに行ったりと手間取ったが無事乗車

一つ目のEXPO駅で下車
案の定というか、この駅で降りるのは自分だけだった
郊外の駅なのでこの駅を利用するのはおそらく近隣住民が都心部への通勤とかがおもなのだろう
空港から来たなら大半は中心街までいくのでしょう
この駅で降りてやっと初めてこの国の外気を感じることになるが普通にムッと暑い
30℃は普通に越えてるだろう。気温自体は事前に調べてたし暑いのは覚悟してたのでなんてことないのだが問題はムッとくる湿度
これがもう普通に日本の夏と同じ

駅の前で自転車組んでるだけでじわっと汗が噴き出してくる

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やっと本組みが終わりこれで今回のツーリングの全前準備が整った

海外ツーリングと言え、することは基本的にいつもと同じ
ただ走って景色を眺め、適当な街で寝て、それらしい飯をくう
それだけのことなので今回も装備品はだいたいいつもと同じ
いつもと違う点といえば
炊事道具はリストラ、貴重品類をまとめるためメッセンジャーバッグ追加
着替えも夏物用で小容量、シュラフも一番小さいヤツなのでむしろ、いつもより荷の余裕はある
それからタイヤも気持ち太めの35cという点くらいだろうか

早速、走り出して本日の寝床まで
別に宿のアテがしてあるわけではないが、ある公園に目星をつけていた
別に安宿もあるんだけど今回、夜遅く着いて翌日も午前そこそこの時間には出発するという完全に寝るだけなのでコスパ悪すぎるしパス
それからここシンガポールは世界で最も物価の高い都市としてもしられるワケだがこれも要因の一つ
ただもっとも、これは地価、インフラ、光熱費考慮の指数だろうと思われるのでそこまで気にすることではないと思うが

ショートムービーは程々に

テンションに身を任せ走り出すも、しくじったのは走り出したらセブンイレブンかなんかあるやろと思ってたのが閑静なエリアで結構さっぱりしてたこと
駅の前にはいくつか店があったので水なり買ってから出りゃよかった

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流石によその国の道路なので勝手がわからず迷いながらもイーストコーストパーク

その辺で寝るという点において別に治安面では全く不安はないのだがこの国の場合、法の面でどうなのかというところ、だがこの公園はテント可
ということでアテをしてたのだがこの公園おびただしい数のテントの数
公園内をサイクリングロードが通っていてそれに沿って走ると両側に延々テント村が続く
祭りかよ

写真はサイクリングロード、右手側が海でこれまた海上の明りは全部タンカーの類でおびただしい数
そしてこの時間帯でも(既に24時を回っている)サイクリングなのか高級ロードバイクにのった人が時折、ラチェット音をヴェエエエと鳴らして通り過ぎていく

Saturday Nightだからこんだけ賑わっているのか、酒飲んで談笑してるものやらギター弾きかたっているものやらガヤガヤしててフリーダムですごい楽しい雰囲気

この国のイメージというと、罰金罰金の法治国家でもっと封権的なものだと勝手に思い込んでいたが、どうも思い違いだったようで、秩序ある国ながらこんなにもアジアらしい一面もあったのかと一気にこの国の好感度が上がった

しばらく公園内を走りすこしすいてるスペースにテントを張りこの日は就寝した。

>※追記
この旅において、出発のセントレアでニアミス、シンガポール~マレーシア国境越えが1~2時間差、マレー国内においても同じ街で入れ違いであったりと幾度となくニアミスを交わしたチャリダーの方がいた。
その方はヤスさんという方で連絡したところありがたいことにヤスさんの記事でも当ブログを紹介していただいたのでこちらも紹介させていただこうと思う。

そのホームページ記事はこちら

とてもわかりやすいことに当ブログ記事と時間軸を合わせて掲載していただけたのでそちらも合わせて是非

次の記事はこちら

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