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この日は前、後編に分けて書きます。
2016/05/01 前篇
シンガポール・イーストコーストパーク ~ マレーシア ジョホール州ポンティアンの町
Good mooning!!
This is East coast park in Singapore.
イーストコーストパークに始まった五月最初の日
起きたらここどこやねん状態だがここはイーストコーストパーク
起床時間は8時
この国の日の出時間がおおよそ7時とけっこう遅い
まずこのシンガポールだが日本との時差は-1H
マレーシアも同じく-1Hだがおかしなことに半島北の同経度にあるタイは-2H
マレーシアは半島より東のボルネオ島にも領があるわけでたぶんそちらを考慮しての時刻設定なんだろうけど、体感的にあと1時間くらいずらしてもいいんじゃないかと思うくらい
まあ気分的に遅くまで寝てられる気がするのでかまわないのだが
8時にテントの外に出たが幾分か周りのテントは消えていてさっぱりしていた
それから昨日駅に降りったった時はムッとする暑さにゾッとしたものの、ここが海岸だからなのかテント内でもそこそこ涼しく快適に寝られ朝まで一度も目が覚めることはなかった
暑いのは暑いが湿度も昨日ほどではなく少しすごしやすくなったようにすら感じられる
真夏のムシムシから5,6月の暑さよりになったような感覚
テントを撤収して今旅第一の観光ポイントへ向かうことにします
にしても沿岸部はやっぱり多くのタンカー(写真奥)
この公園は沿岸に沿って東西に長く連なっており、且つサイクリングロードが延々と続いている
このサイクリングロードを走っている人たちは高級ロードバイクからルック車のエセMTBまでと様々でそれぞれサイクリングを楽しんでいるようで、整備された道は至極快適で走りやすい
少し行って公園のはずれから抜けてスポーツ・ハブというエリアにくると朝の早くから運動している人がたくさん
設備の質が高い
ここはでかいスタジアムから競技場までといろいろとあり、そしてそのでかいスタジアム向い側の建物、ツーリストインフォメーションの一角に本日最初の目的地、シマノ・サイクリング・ワールドはある
案外さっぱりと着いてしまいまだ開場していないのでスタジアムのモールをうろつきその中で空いてた店で朝食
中華系、何かしらの麺と魚のすり身団子のスープ
ベラベラの麺といいスープの出汁といいうんめぇ
私、実は海外の飯というだけで偏見があるんですがちょっとなめてた
流石は美食国、適当にたのんだ程度のメシで十分にうまい
am.10:00 シマノサイクリングワールド
開場と同時に入場
自転車を買うとなればそれはすなわちシマノ製品を買うということ。それくらいのシェアを誇るシマノ
島野といえば本社は大阪堺市
しかし工場はというとマレーシア、インドネシア、近年ではフィリピンにもあるわけでそのアジアの工場を束ねるのが、ここシンガポールにある本社
そしてそれら自転車の振興を目的として建てられたのがここシマノサイクリングワールド
日本の工場は下関だったっけ?
ここはシンガポールに来て、自転車乗りなら絶対に訪れなければならないポイント
そしてなにより入場無料
シンガポール中心地にも近い場所においてそうくれば立ち寄らないわけにはいかない
いきなりステキな回っている大量のホイールがお出迎え
この高級ホイール群はいったい総額いくらなのか
まあジャンクホイールではあるんだろうけど
最後のやつはポスターとかあったら真面目に欲しいレヴェル
ここであまり詳しくは書かないけど新旧コンポーネントの比較やら、車体やらと展示してあります
時代とともに進化していくフレーム、コンポーネンツの変移
クランクとかシフターとか現物とともに製品構造など記載されてて、もちろん英語ですが別に読
めなくても図解で理解できたり触って違いを体感できたり(新旧のシフタータッチ感の比較とか)とそこそこ楽しめると思います
第一のポイントを抑えたということで次に向かうこととしましょう
あれは有名なマリーナベイサンズ
そしてその近くにはシンガポールといえばおなじみであるマーライオン広場
マーライオンの後ろには高層ビル群が立ち並ぶ金融街
少しこの国の近代史のお話
華僑が多いここシンガポール島は様々な点でマレー系優遇措置をとるマレーシアと折り合いがつかずマレーシアより追放される形で独立させられたような経緯のある国
マレーシア領時代、貿易の中心地にありマレー国内に置いても特別であったシンガポール市
しかし、マレー半島の経済に依存し水源などの資源はマレーシアに牛耳られた1つの都市でしかあらず、独立させれば経済は傾き、こちらの要求(折り合いのつかない点)も飲むだろう
そう考えていたマレーシア
独立前、「マレーシアに帰属なくしてシンガポールの発展はなし」こう考えていた初代首相にあたるリー・クアンユー氏は泣きながら、独立の宣言を発表したとか
しかしながら、マレーシアの意に反してシンガポールは初代首相の元、小国の生き残りをかけて奮闘
積極的に外資を誘致、工場の建設と開発を行い現在は世界屈指の経済大国になるまで至る
ほぼ独裁政権状態であったりと、現在でも抱える問題はあるもののこのサクセスストーリーは目を見張るものがあり、とても”すごい”とかその程度の言葉では言い表せないものがある
そして、それらの歴史も自分がこの場所に興味を持ち、ツーリングの場所に選んだ1つの理由
そういった時代背景を考えてこの高層ビル群を見上げるととても感慨深い
しかし・・・・ここはアカン・・
ここはHarajukuか・・
すごい観光客の数
世界各国からいろいろな国からの観光客なんけどなんか小奇麗で皆すっごいオシャレな雰囲気だし
そこにある店で売ってるのかカップルでオシャレなアイスクリームとか食べたりしてるし
そんな中を布袋いっぱいひっつけた自転車をおしながら「Sorry・・ I’m sorry・・・」とかいいながら人込みを掻き分けていくワタシ
もう、自分なんなん・・・
いや、ホントは”マーライオンと自転車”とかそういう構図で写真撮るところ
絶対撮るところなんだけど人の多さにあてられ上の写真撮ってさっさと撤収
それで昼飯はこの近くのバクテーという料理が有名な店で食べようと思っていたのだが、流石の有名店、中心部なので行列、近くにある他の店舗も行列
もうなんか諦めて途中で適当に取ることにしてとりあえずは次の目的地の方へ走りだすことに
この国の道路は、もうなんだか名古屋のバイパス道を走っているかのような気分
ハラも減りつつ走っていると少し郊外に抜けたくらいのところで何やら飯にあるつけそうな雰囲気のところへ
これはホーカーズ(屋台村)と呼ばれるものでシンガポーリアン達のごく一般的な食堂
なんでもこの国には至る所にこれがあるようで中心地にはもっと大規模なものがあるようでここのはだいぶ小さい模様
発展前のかつては、リヤカーのホーカー(屋台)が無数にあり路上にあふれていたそうだがこれも初代首相のもと、一カ所に集めて集合食堂にすることにより区画整備、土地開発のしやすさを高め、更には屋台の衛生面をも向上させるという事に至ったとか
この炒めたメシは8S$(640円)
そこそこ量あってそれなりにうまい
ただ米に関してはどこで喰っても日本の米のがうまいから分が悪いわな
そしてやってきたシンガポール2つ目のHotでDeepでDopeなスポット
それがハウパーヴィラ!
行った後の現在でもここがなんなのかよくわからないんですが、きっとヘンな公園と思っとけばいいんでしょう
そしてこのハウパーヴィラ、入場無料!
タダでも楽しめるスポットをも用意してくれてるのかこの国は
すごいぞ!さっそく中へ
ヤヴァい
なんていうかもうやヴぁい
B級スポットとしてこの国でも屈指のところなのだが、オスコイありえない
魑魅魍魎としすぎててこの空間にあまりにも長くいすぎると段々これが普通で自分が間違ってるんじゃないのか
とか思いだす始末
まるで何を表現しようとしてるのか凡人の自分には到底理解できない、てか広い
おすこい広い
他の観光客たちもじっくりと見入っている
そりゃたしかにこの質でこの量を出されると見入るわ
「よっちゃん久しぶりィ~」
「ヒイイイイイハアアアアアアアアアア」
とかいいながら(ホントに言ってた)めちゃくちゃ楽しそうに自撮りするインド人達
え、なんなのこの人達、インド人には通ずる何か的なものなの??
とか最初思ってたけどこの人たちを見てたら段々と楽しそうに見えてきてもしかするとこれ楽しいんじゃないのか?
そう思い出すと段々と自分でも自撮りしたくなってきたやらずにはいられない
他のモノをちら見しつつもインド人がこの広場からいなくなるのを確認
このチャンスを逃すわけは無い!!
ヒイイイイハいやコレ全然楽しくないわ
ぐるっと回って一周?しここを出ることに
いやあ・・・
とんでもないところだったわ
ハウパーヴィラ
もう二度と来なくていいわ(謎の充実感)
さてこれでシンガポールでの0円観光ポイントは終わりです
ここからはひたすら走ってできるだけ進もうという展開
現在地ハウパーヴィラはシンガポール島のほぼ中央南海岸沿い
ここから一気に島縦断をやってまっていよいよ国境という流れ
後編へ続きます