ステム NITTO UI-2
ロードレース用ステム
クロモリTig溶接
突出し:60~120mm(10mm飛び)
バークランプ径:26.0mm
角度:71°
重量:252~329g
ハンドル、ステム、シートポスト、キャリア等チューブ物とくれば名の上がる日東。
トラック・ピストパーツとしても人気だがその中のロード用スレッドステム
SimWorksブランドのハンドル、ステム等の供給元としても有名
本製品だが2本のクロモリパイプをTig溶接された美しいステム
ウスとトップキャップはアルミ
スレッドでは数少ないオープンクランプ仕様(ハンドル部が分割式)
これはどうしても拘った部分で、以前にも別のステムの記事で書いたが、クローズドクランプの整備性はホントにクソで、ステムを交換するにしてもバーテープ、レバー等いちいち全て外さなければならずハンドルを通すのにゥアアアアアアとかいいながら強引に通さなければならない
挙句ハンドルが傷だらけとかもあり得る
もう少し言うと輪行時になるが極力ばらしたいという状況でもオープンであれば安易にハンドルまで外すことができる。
これは90mmのステムだがジャスト300g
スレッドとしては極真っ当な重量値
続いて、欠点になるがオープンクランプといえどこれは2点支持なので長期に渡って使用しているとクランプ裾の部分が若干広がってくる
クロモリは粘る素材なのでこれは仕方ない事なのかもしれない。4点支持ににしてくれればそんなこともなかったのかもしれないが、巷にあふれるアルミのクランプと違ってこれはクロモリなので4点留めなどにせずとも2点で十分な強度が確保できるのだろう
もっとも言われなければわからない程度なのでそこまで気にするものでもないし、ハンドルがぐらつくといった事も皆無。
以上、欠点も上げたが高耐久で腐食にも強く、普通の感覚で使用するなら事故にでも会わない限り一生使えると思う。
なにより、自分も3万キロ程度は使用したが、どれだけ酷使しようが磨けば案外簡単に輝きを取り戻すということ
派手さ華やかさの欠片もないが時代にも流されない丸ステムというデザインで、この「普通にずっと使える」というのは重要なファクターだと思う。