スウェーデン出身、メロディックブラックメタルバンド、ナグルファーの3rd
前作、前々作に引き続きの路線を踏襲しながらなおかつクオリティの高いアルバムに仕上がってきている
ブラックにありがちなキチガイみたいな激速とまではいかないが、全体的にアップテンポな曲が多く統一感あるアルバム
ブラストビートにトレモロリフとそこはベーシックにスウェデッシュブラックメタルで、系統としてはDissectionに近い
シンセを多用したりというのはなくEmperor同様にギターアンサンブルで重厚な壁をつくっておりメロディックで流れるようなトレモロのバッキングで、バッキングでありながらも耳に残るような構成が印象的
極めつけはやはりイェンス・ライデンのVoでテンションの高い絶叫系高音デスヴォイス
残念ながらイェンスはこのアルバムの後に学業に専念するという理由でバンドを脱退
イェンスは現在はProfundiで活動とのこと。ナグルファーはこれ以降のアルバムはやはり逼迫した緊張感みたいなものは失われてしまった
で、まあブラックメタルを聴くシュチュエーションだがやはりブラックメタル×森の相性は抜群で、日中でも日の差さないような鬱蒼とした林道なんかを爆音にして車で走るとブルータル、マッドネスで爽快な気分になる
私も4駆に乗っていた時はよく刈安山林道を爆音で爆走した。
国内盤はボーナストラック2曲収録
なお、国内盤は絶盤でどういうわけか微妙に相場が高騰している、のでもし中古とかで安くみつけたらためらわず買うべし