朽木キャンプ
~2016 Autumn チャリダー達の晩讃Ver.~
2016/11/05〜06
ホームベース的立ち位置としてもう幾度となく利用している朽木キャンプ場
その自由さ、管理の適当さ、川ライドのしやすさ具合から重宝しているが今回も集いしキャンプの記事
俺たちの夏!高校最後の夏!絶対みんなで楽しもうなっ!☆
という意気込みで始まった今回。
私ともなじみ深い面々だったので 、少し仲間たちの紹介でもしてみようと思う
千葉発、2013年日本一周チャリダーの中でも走力においてかなりの実力者
日本一周チャリダーというと実は「旅をするために自転車買いました」という方が殆どで初番でいきなりへたれるものなのだが、この男は明らかにその辺の雰囲気、「走」に対する覚悟のキマり方が違っていた。のでこれはヤバいと動向を気にしていたのだが、新潟、佐渡島に渡るフェリターミナルで偶然会うことになる。
佐渡島に丁度入れ違いだったようで、自分が乗る予定の船から降りてきたフジタリンと、乗船レーン/下船レーン柵越しに握手を交わすと言う旅人らしいカッコいい出会いをした男
No.02 イぺーイ
(うおっ!まっぶし!)
神戸発、13年日本一周チャリダーの中で一番知名度を集めていたであろうチャリダー。それがこの男
自分が半周終わって一時帰宅チャリを修理している折福井に現れた
北海道も入れ違いであい、紀伊半島も一緒に行動を共にすることとなる
一時期個人的に、お菓子を燃料に日本一周しているのではないかという疑惑すらあった
特筆する奇行はないはずなので今回の面々の中ではかなりマトモなはずなのだが近々、フラッとインドとか南米とか行ったりしそうな気配を漂わせているのでやはりマトモではないのかもしれない
今回はバイクで駆けつけてくれたがキャンプ場入口がわからず表の道路をうろうろしていた
最近梅田の近くに越したらしいのでとても遊びにイキタイ
No.03 fujicoooooooh!!
私がこれまで最も長い期間行動を共にしたチャリダーで毎回珍エピソードには事欠かない
八戸から始まった東北南下編を皮切りに、紀伊半島、暗峠や翌年には乗鞍も走ることになる
実は旅初番でフロントのシフターを破損しており日本一周の9割5分の行程をリア8速のみで行っていたという変態
そして忘れてはならないのが静岡の道の駅「潮見坂」で落ち合うであろうと思われた日の出来事
位置的に二人とも今晩はそこで野宿だろうな~久々の合流だね~なんてと話だったのだが、待てども待てどもFJCが現れない!
これはおかしい?と思い確認してみると、なんと知り合いの浜松の女の子の家にお世話になっているというではないか!
(これが後に有名な、あの「潮見坂の屈辱」である。日本一周史において関ヶ原の戦いで小早川が東軍に寝返ったぐらいの衝撃的事件)
旅後もその圧倒的ダンス力を駆使し台湾一周、韓国縦断も走破
今夏は東南アジア諸国を陸路空路を駆使し2週間ぽっちで廻るという謎行程をも敢行 (意味がわからないかもしれないがこれもガチ)
No.04 南無三 (なむさん)
岡山が生んだ奇跡。究極の貧乏系チャリダー
金は無くとも節約や工夫で楽しむというSTYLE。(チャリダー内でも話題に上るなど実際ホントに楽しそうに見えた)
その実力は沼のザリガニやドングリで食費を節約するなどガチ(ガチ)
最初に会ったのは13年7月の能登半島で以降も青森、北海道で都度一緒に走ることになる
岐阜県天生峠で右クランクをへし折るも裾バンドをペダルに巻きつけトークリップ代わりにしてもう片足で自転車屋まで走りつなぐ
十和田湖の登坂(10%程度)でwレバーカチカチ鼻歌を歌いながら私をちぎっていくなど驚異的身体能力を持ち細かいエピソードを上げるとキリがない
当時としてはまだ珍しかった渋峠、乗鞍両方を日本一周中ルートに取り込む事をするという数少ないチャリダーの一人でもある
また自分が乗鞍を越える際には謎応援マンガを投稿したり、大抵のことは驚異的スピードで習得するなどそのポテンシャルの高さは計り知れない
最近では海外ツーリングにも意欲を示しているようで今回も新車のSurlyトロールを駆って参加
というか、名前なんなんだよ 。呼び捨て?なむさんさんなのかよ
No.05 ぁけぉめやまさん
福島の道の駅「安達」にて当時接近していた台風をかわそうと籠城していたところをママチャリで颯爽と現れたのがこの男
ママチャリというその特性から、東京ではおばちゃんに、「あらぁ!お引越しィ??」と普通にホームレスに間違えられる事案
また、ここには書けない幾多のエピソード、談話から俗称、ヤマノヤロウ、クソヤマとしても親しまれている(クソヤマ談話)
多分、足がママチャリじゃなかったら相当速い部類のチャリダー
旅後は関東で専らガチ社畜生活のようだ15年6月に福井に遊びに来てくれた時は福井から東京の職場に夜行バスでエクストリーム出社を咬ますという荒技をも容易くキメる漢
真面目にすごいというか、元ママチャリダーのバイタリティなのか一味もふた味も違う社畜にまで仕上がってきている
そしてキャンプにも毎度旅行用キャリーケースであらわれるというカッコよさ。
猫パンチ。
No.06 高橋くん
が、しかし、
私が高橋くんと会うこととなったのは2014年末、冬の北海道ツーリングの折の稚内市
翌日大晦日には宗谷岬に向けて斜陽の中、共にクランクを回すことになる、冬の北海道自転車界隈においては私の一年先輩に当たることにもなる。
不思議なもので別に日本一周界隈でなくとも自転車旅をしていれば共通の知っているチャリダーがいたりするという不思議
以前FBに、関西に転勤しました的な事を書いてたのを思い出しもしやと思い声をかけてみたら二つ返事で来るという身の軽さそして最後は、
(一人だけ超かっこいい写真を使っていくSTYLE)
これまでの自転車遍歴は日本一周、冬の北海道、マレー半島などなど
人類の未来はこの7人に託された!
「超隕石~Fantastic☆Seven~」 〜comeing soon〜
毎年祭り期間中だけ臨時で出現するキャンプサイト「サマーキャンプ場」
ガソリンバーナーボヤ騒ぎやらパンデミック食中毒やらいろいろ事件はあったのだがまあそこは今回関係ないので割愛
最後の’チャリダー達の晩讃’は食材余してもしょうがないからと残り物全部鍋にぶちこもうという話になって出来上がった料理がある
そのメニューこそが、あの「幻のチャリダーカレー」なのだ
それがどういうわけかそのうまさたるやこの世のモノとは思えぬテイスト
一同口をそろえて「こんなカレー今まで食ったことない!」と言わしめるほど
文字通りどうやっても再現できない幻のカレーを作り上げてしまったのだ
それは具材を荷詰めている最中に鍋をひっくり返してしまったのだ。不幸中の幸いでこぼれたのはわずか
そこはチャリダーなので、上の方だけすくって戻そう、とかなんとか対処(今冷静に考えたらこの時点でヤバい)
そして残りの地に落ちた部分をおもむろにfujicoooooooh!!さんが味見しだしたのだ(だいぶヤバい)
「ンはぁ、んまい!」
「ちょっ、フジコウさん…?」
「んグッ…うまい…」
「フジコさん………」
「うんまぁ…ンまぁ…」
「………」
我々の声など耳に届かぬ勢いで取り付かれたかのように地面から具材を食べ続けるフジコウさん
(いくら我々がチャリダーでも流石にここまで人間捨ててないだろ・・)とか思ってたのは自分だけではないはず
だがしかし本当にそれくらいうまいカレーだったのだ
自分だけ仕事上がり金曜に前夜入りしてNICOMIを開始
夜中、獣なのか誰かの飼い犬なのか、何者かが私のテントの周りをうろつくなどはあったが無事仕込み完了
そしてこれをベースに食材、鉄板で焼いて食っていた肉を適当に放り込む
そしてついにカレーが出来上がった!
そのお味はというと・・・?
「あ、コレふつ~においしいカレーやね」
「うん、ふつ~においしいカレーや」
うん。普通においしいから?いいんだよ??それで
というか未だにコッヘルでおいしいご飯炊けるこの人達のスキルがこわい
こうしてチャリダー達の晩讃は幕を閉じた
翌朝、アルミホイルに包んだパンを焚火に放り込むというワイルドな朝食
昨晩どこで使うつもりだったのかさっぱり忘れてしまいまるまる残ってた卵2パックも全てゆでて終了
そしてここ安曇川とくればもちろんお決まりの川ライド
いつも割と一人でやっていたのだけど今回は共に走るメンがいたのはありがたい
時期が時期なので手近なところで切り上げたが温かくなったら数キロ下まで川下りしてオンロードでキャンプ場に帰ってくるというヤツをやりたい
ちなみにワタクシ、人に勧めはするが流行らせる気は全くない。というかこんなんホントに流行ったらいろいろと問題しか起こる気がしない
ヲレ達は、
高校最後の夏を、成功させた
なんだかんだ高校最後感ある写真(え?ない??!)
そんなわけで大盛況のまま幕を降ろした今キャンプ
真面目な話、実は今年からここが値上げしたことにより他の同等のキャンプ場(数か所当たりはつけてある)に鞍替を検討していたので、ここでのキャンプももしかするとこれで最後になるかもしれないと思っていたのだが今回改めてここの良さも再度認識することができたのでまだお世話になりそう。
俺たちは、隕石を食い止めた!!