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2016/05/01後編 国境を越え・・・

マレー半島
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マレー半島計画編、最初からはこちら
この日は前編、後編に分けて書きます。
その後編。
前編はこちら

2016/05/01 後編

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ハウ・パー・ヴィラを後にした私はそこから島の中央を走る道路を北上
最北の地域ウッドランズへ足を進める

上の写真はシンガポールを抜けるまでで唯一あったサイクリスト
正直、この国を自転車で走るというのは全くお勧めはできない
車は避けてくれるからいいものの、主要道は路肩はほぼなく、もう本当に延々名古屋のバイパス22号とかを走っているような感覚
かといって歩道はどうかといえばこちらも段差ばかりであったり急に途切れたりとこちらの方がワケが悪い
アップダウンはどうかといえばこちらは全然大したことなくゆるい丘をいくつかやり過ごすような程度で激坂といえるようなものは皆無。しまなみ海道よりも緩いといえる

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ここまで昨晩から走ってて、別にコンビニは無くともガソリンスタンドで必要なものは購入できることは理解できた
これはスタンド内コンビニでの一角
スニッカーズが1.6S$(126円)とまあ普通に日本と同程度

前日の記事でも書いたがここシンガポールは2016年度、物価の高い都市1位
ちなみに2位がスイスのどっかで3位が香港

普通に買い物してる分にはそこまで気になるような程でも全くないのでおそらくこのランキングは、2位のスイスは置いとくとして香港島が喰いこんでくるあたり、やはり地価インフラ光熱費とかが大きく影響しているのでしょう多分

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途中キックボードの二人組に抜かれてちぎられた時にはもう戦慄した
登坂でも縮められなかったから多分原動機入ってる

ハウパーヴィラ以降、淡々とこなしていき北部の国境に面するエリア、ウッドランズ

さあて、この国もいよいよ終わり
国境を越える前にしばし休憩、小銭も少し消費するかとコンビニでコーラとアイスでも
と購入したアイスキャンデー開けてみたら

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色wwww

もう発光しそうな気配すらある

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この交差点の向こうが国境
シンガポール島とマレーシア第二の都市ジョホールバル(JB)を繋ぐコ―ズウェイリンクとなる
つまり向こうで信号待ちしてる車はマレーシアから来たことになる

一見して普通の交差点すぎて、もっと「国境だよ☆」感を出してもいいと思うのだが
これうっかり突っ込んだ車とか想像してみたら、

運転手「え?これこっちでいいん?」
「ちょwwwwおま、ちが、おまwwwwそっちマレイやってwwwどうするんwwwこれどうするんwwおいいいいいw」

とかなりそうな気しかしない

いや、国境近くに住んでる人の感覚というのはまるでわからないし、元は存在しなかった国境、もしかするとJBやシンガポールの住民にとって国を越えるというのは日常のなかで別に珍しくもない事なのかもしれないのななどと考えていた

このコ―ズウェイリンク、朝夕は通勤の車で大渋滞を引き起こすらしい
就労ビザを持ち労働対価の高いシンガポールに通勤するJB住民が多いのだろう
その渋滞緩和を目的としてセカンドリンクという西にあるもう一本の国境橋が設置されているがそちらの橋が完成(確か2012年とか)してからはこのコ―ズウェイリンク徒歩では通行不可に
そこで気になってくるのが、じゃ自転車はどうなのよというお話
結論から言うとワールドツアラー多数の前例があるので自転車で通れるのは確かなのだが、通過の仕方が車道を走って途中からはバイクレーンを走ってというらしくいまいちピンとこない

まあ行ってみればわかることなので特に気にも留めず交差点に進入
構造は割とすぐ、安直に理解できた。

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つまりこんな感じ
交差点に突っ込み、数百m進むと突如横からバイクレーンが生えてくる
このバイクレーンがどこから生えてるのかはわからないがとりあえずそこでバイクレーンに乗り換えて進めばOKそのままイミグレーションで出国ということ
ちなみにバイクレーンと車道は縁石で仕切られているだけなので簡単に乗り越えられる

バイクの流れにのってイミグレーションに
イミグレは当然ながら撮影禁止なので写真は無いが高速道路の料金所みたいな感じのところにそのまま横付けして窓口で手続きする感じ

パスポートに出国スタンプを押してもらい出入国カードの半券を提出し何事もなく通過
晴れてシンガポールの出国である

シンガポール
今回はさっぱりと終わらせたがこの国は旅ではなく旅行でくるならきっと楽しい国だろう
それこそ夜のマーライオン広場やナイトサファリなどスルーした名所も多い
次回があるなら今度はもう少し金を使うような形で楽しみたいものだ
0円スポットでも十分楽しめたけどね?

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イミグレーションを出ると緩やかにカーブを描きながら下りで一本に続くコ―ズウェイの上に
そしてコ―ズウェイはまた対岸で孤を描きながら坂を上りマレーシアのイミグレーションに呑みこまれていく

向こうにはJB
マレーシア第二の都市ということで、もっとアジア的な都会だと勝手に思っていたのだが普通に高層ビルが何本も生えている
いやあ思ってたより都会だわ

そして橋の真ん中近辺で事実上、「国境を越えた」事になる
つまり上の写真撮ってるあたりでもうすでにマレーシア領

このコ―ズウェイリンク、厳密には橋ではなくその言葉の意味通りCause Way(土手道)
ここを通るのは車道の他に鉄道と水道管
やはり小国なので水は輸入に頼らざるをえないのでしょう

そのままマレーシアのイミグレーション
こちらもシンガポール側と全く勝手は同じ
なんでもマレーシアは出入国カードを2012年から廃止しているようでパスポートに入国スタンプを押すのみで終了
そんなんでいいのか・・・
なんともあっさりと入国できてしまった
これで晴れてシンガポールからマレーシアの旅、コンティニューである

さあ、
越境したということで、久しぶりに旅系チャリダー恒例のアレ、いっときますか!?

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11ヶ国目(日本含む)/196ヶ国(日本含む) Malaysiaaaaaaah入国!!

つ、遂に・・・・
やっと・・・・
・・・・ここまできたか

この調子で行けば463歳くらいで世界制覇イケる
いや、EU諸国は一気に片付きそうだからもうすこし早いか

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てか路肩汚ったな!
これはイミグレ出口から街に降りるまでの一通、バイクレーン区間の道路
これあれだろ

「すてましたけど?ゴミ捨てましたけど??
ここマレーシアでしたぁ!残念!罰金取られませ~ん!」

みたいなノリのやつだろ絶対
中学校の全校朝礼で服装検査終わって教室戻る途端にまた腰パンとかにするやつやん
このイミグレ出口だけ露骨にひどい

イミグレーションからはそのままJBのセントラルに降りる道と北方に進むスクダイハイウェイに分かれる
JBの街には特別用事もないのでハイウェイに乗って進む

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すぐさまMoney Changerの看板があったのでこの国の紙幣を手に入れなければ
まずは残っていたシンガポールドル紙幣(2千円強分)を差し出しこの国の通貨リンギット(RM)に
シンガポールは万一の余裕を持って5千円分両替したが結果、予想通りの2千円ちょいしか使わなかった
普通に昼飯と補給だとやはりそんなもん

続いて2万円紙幣を両替
ちなみに1リンギットはこの時27円
結論から言うとこれ以降一度も外貨交換することなく計25,000円でこの旅は事足りた
まあ自分は特に使ってない方だとは思うが。

それから外貨だが、こことチャンギ空港でしか変えてないので断言はできないが、大きい街であればUS$等を持たずとも円だけでも事足りるだろう
自分は念の為150US$持ってはいたが。

そこから少し行くとガソリンスタンドがあったのでそちらで水も購入
そしてここで目を疑うものを発見する事になる

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このアイス
そう、これがさっきシンガポールで喰ったあの凶悪なミドリのアイスとパッケージまですべて同じ同一商品
そしてこれがシンガポールでは1S$(80円)であったのがなんとここでは1RM(27円)
一体どういうことなんだ・・・
経済の摩擦がヤバい

一体何が起こっているというのか・・・

勝手にいろいろと考えてみるが、この商品、普通に考えるなら安い方の国、マレーシアでの製造だろう
だとしてシンガポールに送るまでになぜそんなに値段が跳ね上がるというのか

関税がかかっているのか、
そもそもシンガポールの消費税が高いのか
あるいは製造元がシンガポールには高く売りつけているのか
その複数の理由であったり、あるいは全く見当違いの答えかもしれない
さっきの橋向こうでは何も考えずに食ってたアイスだが、まさかこちら側でこんなに考えさせるモノに化けるとは

しかし3倍・・・3倍だ
この差が意味することとは・・・・・・
みなさんもうお分かりですよね?

そう!シンガポールでは1本しか買えなかったアイスも橋を渡れば3本買える!
これには橋向こう、ウッドランズの子供たちも大感喜!
これが、あの有名な・・・ジョホールバルの感喜というやつではないのだろうか・・・(違う)

さて水も手に入りこの国を周る準備は整った
引き続きハイウェイを走行

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どういうわけかこの国はハイウェイは自転車走行がオッケイ
途中パトカーが2回横を通過しても何事もなかったのでやはり問題ないのだろう

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しばらくハイウェイを進んだ後、下道を走っているとJB郊外でとても素敵な公園
とても芝が管理され東屋がいっぱいある!

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しかもその向かいにはイオンモール完備
これはもう完全に、夜まで時間つぶして程良い時間に公園帰って寝るという定番のパターンができるやつや
日本資本、日系企業も多いときいてはいたがまさかのこのセットで見せつけてくるとは・・・
おそろしい

しかし今日はまだまだ走ります
ちなみにこのJB、かつてはめちゃくちゃ治安が悪くマレー1の最悪最凶都市
高級腕時計でもしてようものなら腕ごと持ってかれるとか、そんな話もあったとか

現在はというとマレー政府が国家プロジェクトを掲げ街の浄化にあたった過去もあり、まったく何の不安もない
住むとなるとまた話は多少変わってくるのかもしれないが、過去そんなやヴぁいとこだったとは微塵も感じることができなかった
法治国家として統治が行きとどいているのだろう

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ぺカスナナスの街
完全にJBから外れここまで来るともう東南アジア感がすごい
ここまで一度も降られることはなかったのだが、スコール後だったのか途中からバシャバシャ
気温も一気に下がっているようで(とはいえ20℃以上はあるが)かなり走りやすい
ここから次の街までは下り基調なのと相俟ってボーナスステージ確定!
このまま駆け抜けることにする

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全体的にバイクレーンがあったりとそこそこ不安なく走れる

マレー半島西海岸の街、ポンティアンに到着
そのまま通りにあったホテルに突っ込む

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SAM HUAT HOTEL

今晩泊まれるのか?と尋ねるも受付にいた10代半ばと思われるマレー系のおねえやンは英語がダメらしく少々手間取ったが無事今日の寝床を確保

いや~疲れた
慣れぬ環境だからしょうがないもののつかれた
日焼けがイタいのでシャワーでガンガンに冷やしてから泥のように就寝

2016/05/01 

シンガポール・イーストコーストパーク ~ マレーシア ジョホール州ポンティアンの町

※追記
この旅において、出発のセントレアでニアミス、シンガポール~マレーシア国境越えが1~2時間差、マレー国内においても同じ街で入れ違いであったりと幾度となくニアミスを交わしたチャリダーの方がいた。
その方はヤスさんという方で連絡したところありがたいことにヤスさんの記事でも当ブログを紹介していただいたのでこちらも紹介させていただこうと思う。

そのホームページ記事はこちら

とてもわかりやすいことに当ブログ記事と時間軸を合わせて掲載していただけたのでそちらも合わせて是非

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