8月8日 旅123日目 晴れ
キャンプ場にて7時過ぎ頃に起床
本日は5時過ぎのフェリーで函館に渡ります。
ねぶたチャリダーズも今日で解散です
秋葉さんを見送り、
もゆさんを見送り、
ライダーのジュンさんを見送り、
キヨさんを見送り、
くまもん
河合さんを見送り、
オカピーも出発
ねぶたに間に合わせる為に山形から電車で来ていたチャリダーのまつきさん
続々とキャンプサイトを去って行く面々
そして、誰もいなくなった…
………
………
いやまだいます!
謎のバトルを繰り広げるゆーじろーさん&やすさん
野球もどき
テントもほとんど撤収していきました。
昼過ぎになり、ゴミ等を始末してフェリーターミナルへ
うだうだして4時ごろに船に乗船
ゆーじろーさん、U太郎さんも同じ便です
fujicooooooo!!さんとやすさんが見送ってくれました。
ねぶた、本当に楽しかった。
そしてそれを共に楽しめる仲間がいてよかった!
だってこれ、一人で一週間ソロキャンプとか辛すぎだろ…
いよいよ北海道です。
寝て起きたら函館ついてました。
函館港
そのまま走り、
セイコーマートへ!!
初セイコマです。
これから北海道でお世話になるでしょう!
フェリーターミナルに戻りセイコマの百円パスタ等を食べ就寝です
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乾いたタオルが汗を吸うように、ジュンの焼けた肌は太陽の光を吸い込んでいく。
あと30キロばかり進めば、目的地に辿り着ける。
そう、そこでジュンの旅は終わりを迎える事になっていた。
太陽は西の方へと徐々に傾きつつある中、ジュンの心には落ち着きがない。
「喉渇いたなー」
ちょうどよく自動販売機を見つけたので、となりに自転車を立てかけた。
「ブーン」
今日も自販機は低い音を鳴らし続けている。
鈍い音を立ててコーラが落ちてきた。
「はぁーあ」
刺激の強い炭酸が喉にひっかかりながら落ちて行くのがわかる。
そうやって一息いれてもまだ、ジュンは落ち着かないでいた。
3年前、ジュンはみゆきを置いて旅に出た。
みゆきの事が嫌いなわけではないし、おいて行く事には罪悪感だってあった。
付き合って1年…
2人は順調そのものだった。
ジュン自体も旅のことなんか、忘れかけていた。
それでもジュンはみゆきと出会う前の自分を肯定出来ないでいた。
檻のような街から出たかったし、そこで暮らした何でもない生活を認めたくなかった。
みゆきと出会ってからは毎日が本当に輝いた。
みゆきの天使の羽が自分の背中にも付いたようで、街の空を飛んでいるいるような感覚だった。
それでも、2人の場所…
あの堤防の場所…
壁のような堤防、大きな水たまりの海だけは変わらなかった。
「いつかこの海とは違う海を見てみたい。」
堤防と海を見つめながら、ジュンは旅のことを思い出していた。
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