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2015/1/1 宗谷の元旦

冬の北海道
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2015/1/1 宗谷の元旦


時刻は5時ごろだろうか
なんだか外が騒がしい
やたらガヤガヤしてるし誰かがアナウンスをしている
うるさいけど眠いしそのまま寝込む

「……いいですか?それでは……
5……4……3……2……1……」

ヒュ〜〜……パァン!パァン!
えっ?ちょ、なに??
テント越しに空が明るい

日の出前の打ち上げ花火
アナウンスしてるのは稚内市長
というかテントの前まで人びっしりで焦った
横にテント張ってたフミヤさんも全く同じタイミングで起き、ほぼ同時にガサゴソとテントから顔をだした感じだ

ご来光を見るため市街からも大勢の人が訪れるよう
宗谷丘陵にあがり初日の出を
例年にない晴天で宗谷で初日の出を拝めるのは何年ぶりなのだろうか?

(後にフミヤさんに頂いた写真)
宗谷で出会った旅人達と共に
これ以上ない元日
この写真はお気に入りというか、
この一枚で、この旅を示してくれていると思う

海の向こうにはサハリンも見える
向こう側はロシア、本当にここが最北だということを実感させてくれる
ここまでハッキリとくっきり見えるのは本当に運がいいとしか言いようがない
陽の登ったところで、宗谷から一人また一人と旅人達が出発していく
自分もここからまた帰路の旅にでなければならない
帰りの予定では2日の深夜24:30苫小牧便なのでそれまで、輪行なりで丘のまち美瑛なんかを寄り道できればと思っている算段だ
が、なんでも木村さんが以前働いていたという酪農家さんのところに今晩お世話になれるらしい…!
そうとなれば一期一会であるそちらの方に
斯くしてそこに向かおうということで、木村さんを筆頭にフミヤさん、山路さん、自分、というチャリダー4人が編成された
ちなみに酪農家さんは宗谷より60〜70km程の豊富町である

というわけで定番の自転車交換などをしながら稚内まで
(山路さんの写真を借用させてもらいました)
後ろから追い抜いていくライダー達が追い抜き様にサムズアップを交わしていく
「また来年な〜」とでも言ってる様で、なんだか嬉しいような、少し寂しいような…

稚内市まで
ちなみに写真は空気圧を上げているところ

そこからも国道40をガンガン南下
ファットバイクの木村さんが25km巡行を始め、もう…ガンガンだ…
空気圧上げたから転がりが軽いみたいな話だったが、にしても異常な速度だ

こちらは途中寄り道したサロベツファーム


 

思わぬところでお年玉
こいつがまたうまいのだ
しばらく進んだところで木村さんの提案で宮の台展望台に寄り道することに
展望台への道は生活道路ではないので途中から除雪が入っていない
適当に自転車をその辺に転がし、ラッセルで踏み固めながら進んでいく

これが結構にながい距離を歩く
ので四人で一列、先頭をローテしながらモフモフ進んでいく
まるでロードレースみたいだな

左下の一本道が歩いてきた所で中央付近の林らへんにチャリをおいて歩いてきたことになる

残念ながら厚い雲が被って利尻富士までは見えないが、それでも、サロベツ平野を一望できる
圧巻の景色だ
そこからすぐのところで豊富町のセイコーマートに
農家さんの所はちかくなんでここで買い出し


余談ながら初日にうっかり凍らせてしまった水はただの重りとして携行しただけになってしまった
どこかで解凍させようと思ったのだが解凍させるのが手間なのでそのままだったのである


セイコマも正月ということでそれらしいメニューが幾つかラインナップしてあった

無事農家さんの所にたどり着き、何日ぶりかの温泉
(車をお借りしました)

晩飯は皆でジンギスカン


暖房の効いた温かい室内で就寝です
プラス気温あつたけえ
山路さんのシュラフハンパねぇ

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