最初からは
とても白い・・・
そんな一日でした
2014年12月29日 旭川市 〜 幌延町
道の駅「旭川」の建屋トイレ脇の通路にて起床
この道の駅、外は軒等が乏しく、夏に来るチャリダーには寝にくいと不評であるが、建屋内に入ってしまえばなんてことはない、冬季なら暖房も完備なので尚更だ
昨晩は何度か枕元を通る足音がしたが 気にせず寝続け、安定の寝坊
この日は再度、旭川からの輪行で始発に乗らなければならぬので寝坊はまずいのだ…!
乗る電車の始発は6:05
起きたのは5:35
駅までは1.4km+輪行の時間とまあギリギリ
なんとかカチ込み無事に乗車
今回は工程の都合で旭川から70km程北の名寄をスタートとする事にする
1時間40分あまりの電車の旅である
しかし宗谷本線はなかなか、古びた車体で趣があり、車窓からの白銀の世界と相まってかなりいい雰囲気を醸し出している
乗客も意外に?まばらにいるようでカメラを持っている人は観光客だろうか
車窓からの景色をみているとそれだけで、冬の北海道に来たという事に満足できるレベルであるから一定数の旅行者がいるのも頷ける
ただ難点を述べるなら輪行のスペースが乏しいことだろうか
宗谷本線での輪行は初めてのことだが複数台で乗るときは気を使うことになるだろう
あともう一点、暖房がクソアチ
北海道というのはどうも室内の温度が高すぎるような気がしてならない
7:46 名寄駅着
無事にスタート地点
気温は0℃と意外にも暖かい
準備をして朝食くってみんな大好きオレンジのセコマで買い出しをしてから9時頃いよいよ出発
名寄の街を出てしまえば、そこに広がっているのは「冬の北海道」
これ以上ない爽快な気分のサイクリング
圧雪路盤は走りやすく緩い下りなんかだと30km/hを超えて走行できる
美深の街
北海道の地名というのはどこか音の響きが違うというかとてもいい
美深を越えるとまた、この時期では荒涼としたなにもない農耕地の道が続いていく
昼飯は音威子府そば
麺が黒いのが特徴のようだ
この音威子府からは天塩川に沿って山間部谷あいを進んでいくようなルートになる
ここまでは視界の開けた北海道らしい感じ
川に沿ってスノーシェッドをいくつか通過する
途中のスノーシェッドの中
つららすごひ
しばらく山間部を走るとまた開けて天塩中川
ここもよく吹雪き視界が悪くなると評判のところ
ここの道の駅で休憩してたところカブダーの方と遭遇!
話をすれば、高知からフル自走で来たとのこと
で、寝床の話したわけだが、ここから20kmほど先の幌延駅の駐輪場を目指す感じで
で、カブダーさんも近くの温泉寄ってから行けたら行くという
5時頃には既に真っ暗
そして、この道幅を示す矢印街灯
これ、光るんだぜ
昼間も点滅してるとこあるけど
6時半頃幌延にはいる
このスーパーの灯が見えた時はなんだか、
「あ、あったかいなぁ〜」
とか思ってしまった
で、噂の駅駐輪場に向かって見ると、確かにこれは寝やすいではないか!馬鹿でかいハコモノが建っている
しかも中には既に旅人らしき影が!!
向こうも入り口でガサガサしてる自分に気付いたようで話しかけてきた
旅人「あ、・・・高知の方ですか?」
(ん?さっきのカブダーの知り合いなのか??そうか!落ち合う予定かなんかなのか!)
自分「高知の方、後から来るかもしれないですよ」
旅人「えっ・・・」
自分「えっ・・・」
旅人「工事の方・・・じゃない?」
どうも聞き違いのようで、高知じゃなく工事
それもそのはず改めて自分をみれば工事っぽい反射ベストきてるし白いメットも一見それっぽいわ
どうも、テント張ろうとしてたら反射ベストの私が来たので、
「やっべ鉄道関係の工事の人来たよ、絶対なんか言われるわあ」
みたいな件
とてつもない茶番を繰り広げた
挨拶も程々にテントを張りにかかる
こちらの方はフジヤマさん
以前はバイクで来たりもしていたようだが今年は電車&徒歩で宗谷に行くとのこと
なんでも、スパイクタイヤを前年で潰したので今年はどうしようか迷っていたのだとか
たしかにバイクのスパイクタイヤはチャリのタイヤと違って高いうえにいろいろと難雑そうだ
これはあくまで推測だが、もしかしたらライダーの多くの方は一組(数シーズン?)履き潰したら来なくなる方も多いのではないだろうか??
天塩中川であったカブダーの方は結局来ずにこの日はここで、セイコマのホットシェフを食べて就寝
こちらは今日1日で成長させたつらら
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