中国地方内陸部の旅
2015/09/20~22
シルバーウィークの旅
いよいよ内陸部しか未踏の道が無くなってきたよ☆編 ということで今回は以前に走っている山陽山陰の海岸ルートを避け内陸部
19日(土)夜
仕事終わりに飛び乗った電車で、京都まではサンダーバード
そこからは新幹線に乗り換えヒロシマまで
今回の輪行はまさかの地獄の乗車率で立ちっぱなし
GWの時に山陽新幹線ガラガラだったのを見越して「動かざることデブの如く」座る気満々、意気揚々ヘイヘイと乗り込んだわけだが痛いしっぺ返しくらう結末となった
この輪行で満車に乗車というのはとても肩身が狭い・・
そんなわけでふらふらになりつつも広島に到着
時刻は23時半
今回の仕様
基本的にはいつもと同じだが今回はコッヘル、バーナー類をリストラして数百gの軽量化
ルート的に県道、市道を走ることを加味してタイヤはロードより太めの28c
25cでも全く問題ないし変わりは無いんだがまあ気分の問題
とりあえず、本日の予定はまともな公園探して寝る!
いかんせんこの数日間の睡眠時間が乏しくねむい
そんなわけでコンビニポプラに寄ったのみでこの日は適当に公園で就寝
やはり中国地方はポプラの勢力圏
それと赤い瓦の家。この日はまだ見てないが
9/20(日)
広島市内適当な公園のベンチから起床
ここからは内陸部を目指し北上した後そこから東へ東へ
毎度のことながら計画などあってないようなものなのでゴール地点は適当なところで輪行で終了
それまでは事前にgoogleMapに落とした☆をできるだけ拾い集め走るだけ
案外、中国地方の分水嶺というのはかなりの南寄りで広島市より20~30km程度走った峠で日本海側
急峻な峠を越えると緩やかに日本海側に傾いているようで、写真の川は島根日本海に注ぐ江の川
まだ早朝ということでヒヤッとした空気だったが徐々に霧もはれ少しずつ気温も上がりだす
個人的に無風の10℃前後というのが一番活動しやすい
ほんとに下り勾配なのかわからないくらいの微妙な斜度、適度な田舎道をガンガン進んで三次市を通過
ここで江の川から離れ東の方面へ
これは荘原のポプラ並木
北海道ぽい
広島県立大荘原キャンパスの近くの農耕地帯にあるのだが、余談ながら県大とか高専てだいたいすごい変な所にあるよね?
農耕地の丘陵の中にやたら立派ながらんとした箱モノがあったので驚いた
トウモロコシ畑
周りには民家も商店もコンビニもない荘原市街からも程々に離れている
いったい学生はどうやって通学してるのか
荘原の市街に入りお目当ての昼飯
「荘原焼き」なるご当地グルメ
広島には府中焼きとかご当地のお好み焼きがいくつかあるようだが、このお好み焼きは中がまさかの米
これは腹に溜まりそうな一品
珍しく分水嶺看板
中国地方の真ん中あたりを西に向かっているので瀬戸内と日本海側を縫うように走ることとなる今回
山岳といえど中国地方は絶対標高地が低いので0〜500、600m付近をウロウロする感じなのでそこまでしんどいこともない
そして「帝釈峡」
広島でも屈指の観光スポットとして、ずっと昔よりどんなところなのか気になっていたところ
もしかしたら全国的には認知度低い?のかもしれないが今回内陸ルートということでやっと足を運べることとなった
この手のやつは写真じゃつたわらないのだが、木々と水、岩と苔が見事に調和し独特の景観、雰囲気を作り出している
あぁ〜ええ感じや〜〜
でまあその中でも有名なのがこの「雄橋」
一枚岩に穴があきそこにせせらぎが流れるというポイント
自然が作り出したなんとか
帝釈峡を過ぎればすぐに岡山県
なんかでっかい水車とかかわしつつ新見市街に入ったところで夕刻になり適当な公園で就寝
津山市津山駅の近くにある津山扇形機関車庫
鉄道とかはさっぱり興味もないので日本に現存するものとしては二番目の規模
ちなみにここは勝手に外から眺めることしかできなかったのだが、この翌年の16年4月からは「津山まなびの鉄道館」として内部も常設展示された模様
昼は津山市でB級グルメのホルモンうどん
ホルモンの弾力、モヤシのシャキシャキ感、モチっとしたうどん
適度なB級感ある一品
今回のルート取りで厄介なのが、細い道ばかり走っているうえ主要道を交差する形で走っているので絶えず峠道
獣の気配が濃すぎィのでナイトランを中止せざるをえない点
車通りの多い幹線道なんかだと日付かわろうが関係ないのだが、何度か経験あるがさすがにシカと並走とかはもうしたくない
トラックにパ二アバック削られるのももうごめんだが。
9/22(火)
宍粟市千種町の公民館的な場所からスタート
兵庫といえば瀬戸内の街は栄えてて超過密地帯だがそれ以外は超過疎地帯なんかもあったりと経済的、商業的にも「日本の縮図」といわれたりもするが、まあ本当にこの近辺はかなりの過疎地帯
でまあいきなりの酷道を走ることになる
この日走っている道は国道429号だがこれがまあひどい道で1.5車線の林道
苔は生してるわ、水わいてるはで劣悪
これで国道という事実に驚愕
秘蔵っ子28tインナーも惜しみなく使う
後で調べれば元々県道とかであったものを格上げにして国道になったとか
今旅の最高高所で429号でもピークの高野峠750m
標識等ないのでわからないが感覚的には20%を越えてる箇所もあると思う
ヤマしか見えない
民家も構造物もサッパリ
下ってる最中に左手に現れた謎の構造物
ラピュタ感あるがこれは神小畑選鉱場跡
なんか昔はすごいところだったらしい(ザル)
途中の山に雲海の城で有名になった竹田城
さてここからだけどそろそろ適当なところで切り上げようかと思っていたのだが、どうやってルートをとるのか
京都市街の方に走って滋賀あたりで輪行が妥当かと思ったが、舞鶴駅からだと滋賀からに比べ帰路の電車賃が格段に安い事に気がついたので北東ルートに変更!
舞鶴の数十キロ手前からしまなみ街道ばりに青線引いてあることに気がついたのでそれに沿って西舞鶴
でまあさっくりと碁盤目の街を通過し、終うには15時とちょっと早いが東舞鶴駅
ローカル線にのりたらたらと帰路に就いたのでした
この旅のときに思ったというか感じたのが昔に比べて感動とかしなくなったよなあ。ということ
知らない道ならまだ楽しめると思っていたので2015年は重複しないようにいろいろ走った年だったのだが、その期待値に対して得られるものが段々と小さくなってきたこと
もしかするとこの遊び方もある種やりつくした感があるのかもしれないので翌年以降はもっとアプローチを変えやみくもに走るのをやめ、頻度を減らしても期待の持てるルート作成を心がけようと思った次第。
中国地方内陸部の旅
2015/09/20~22