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私的名盤 Park Jefferson / Park Jefferson

私的名盤
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私的名盤 Park Jefferson / Park Jefferson

インディアナ州ミシガン出身の3ピース、2011~2013に活動していたpark Jeffersonのフルレングスアルバム。

ミッドウエストエモ、エモリバイバル界隈において、2009年にたった三か月の活動だったにも関わらずカルト的な人気を集めたバンド「Midwest pen pals」のギタリストであったニックを中心に結成されたバンド。


現在もバンドキャンプのほうでほとんどの曲の視聴と、音源が買える模様。

グランジオルタナ以降の90年代中半、感情を爆発させて歌うようなエモ=エモーショナルハードコアが新たなトレンドとしておこり、90’s後半になるとJimmy eat world、Get up kidsといったバンドを筆頭に人気を集め本格的に市民権をえると、2000年以降もそれらの影響を強く受けた、ポップパンク的なであったりとかエモ、スクリーモ的なバンドというのが多く生まれたように思う。

北米の中西部では初期エモの流れにポストロック、マスロック的なアプローチを取り入れ独自性を確立した‘‘ミッドウェストエモ‘‘と呼ばれる1つのトレンドを形成してインディ色が強いながらも一部でコアなファンを獲得していった。

前述のとおり2000年以降のエモ界隈はもういろいろなジャンルがクロスオーバーしある種の飽和状態になり、中には「え?これも?これもエモなん??このバンドもエモのくくりなの?!」みたいな事もなくはなかったように思う。

そもそも一口にエモといってもそのとらえ方は人それぞれ、あいまいなものなので、まあこの辺はしょうがないといえばしょうがないところではあるとも思う。

直接的に関係あるかまではわからないが、日本においても「エモい」というワードが一般的に浸透するまでになったのもこの辺のシーンの影響もあるのかもしれない。

その複雑化したシーンにおいて、2010年前後に、初期ミッドウエストエモのバンドが多数再結成をし、エモリバイバルと言われる、原点に立ち返る、初期のミッドウエストエモに回帰する流れが起こるが、その中で出てきたのが前述のミッドウエストペンパルズであり、このパークジェファーソンというバンド。

 

Better Boy
Park Jefferson – Monuments

このバンドがもうメチャクチャよくて、インディ色の強い粗めな音像ながらメランコリックで感情的な歌といい、ギラギラしたトゥワンギーなコードや、トウィンクルなアルペジオといったミッドウエストエモ特有のサウンドに初期のハードコア的なバタバタとまくしたてるリズムと、ド直球のミッドウエストエモ、エモリバイバルしているサウンド。
ハーコーな曲以外にもM5のDead or Dying、M10のMerrifield Parkみたいにエモいうえにチルい曲も秀逸。
ちなみにフルレングスアルバムはこの1枚のみなのだけど、他の音源も同じクオリテイでどれも素晴らしく、AstronautsとかChildhoodとか名曲ばかりなので気に入った方は他の音源もチェックすることをお勧めします。
エモいとかチルいとか・・トゥワンギーとか・・・もう語彙力が・・ね。

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