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イノテック 105 チェーンオイル

自転車バッグ.アクセサリー類
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イノテック 105 チェーンオイル

ドイツから販売されている乾式チェーンオイル。
とにかくチェーンが汚れないと評判でしかも環境に配慮した成分で自然分解するという素晴らしい製品
さすがジャーマンメイド。
オイル自体はなんとも言えないすこし甘ったるいような匂いがする。

すばらしいケミカルだけど、なんで普及してないのかっていうと初期の施工がめちゃくちゃめんどくさく、他の油脂とは分離するので、チェーンをカラッカラ完全に脱脂しきる必要がある。
その上で塗布してやらないとチェーンにオイルがノらなず乾かないという状態になる。
自分の場合はパーツクリーナーに完全に浸かるまでドブ漬けしてシェイク、数回クリーナー液を入れ替えほぼ1日置いておいて脱脂完了している。
一応推奨は中性洗剤で洗うということだが、中には完全に油分を飛ばす為に熱湯で煮る人もいるとか。
チェーン触って、ベトつかず完全に脂っ気がなく地が出ている状態にまで持っていってから施工しなければならないのコレをそこまでしきれず結果、使用を断念している方もいるよう。

 

脱脂後は一晩漬け込んで4、5日吊るして乾燥みたいなローテを2回施工。
なかなか乾かず時間がかかるので、自分は片手間に、暇に身を任せてやっているけど前もって使用するだいぶ前からかかっておいた方がいいと思う。

使用感だけど、かなり汚れないものの、完全な雨天走行のあとだとオイルが雨で多少流れるのか、内側プレートに黒ずんだ汚れが付着するようになってきた。
3000~4000kmほど使った状態だとこの汚れも全然落ちなくなってくる。これはチェーンの寿命で汚れが落ちにくのもあると思うけど。

半面、これでもおかしなチェーン鳴りはしないし、特に重くなるような印象もないのでオイルとしての仕事は十分にされている模様。

なお初期の施工さえ済めばあとは継ぎ足し継ぎ足しで使えるのでこのオイルで汚れをぼたぼた落として再度乾燥させてやればOK。

因みに、上の写真のものはイノテックから販売されている純正チェーンで、既にこの面倒なイノテック処理が施されている製品。
こちらはプレートの印字見た感じ供給元は台湾TAYA製のチェーンだった。

また、使うチェーンだけど、SIMANOチェーンは避けた方が良いと思う。
というのもSIMANOのチェーンは”SILTEC”というテフロン系の表面処理でローラー内にグリスが封入されているのでシマノチェーンを使うなら脱脂する過程でその技術を殺すことになるので全くその利点が得られない。
ここはフツーのチェーンのKMCとかその辺を使うのが妥当なところじゃないかなと思う。

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