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ヘッドセット neco H671 1inch JIS

フレーム.コンポ
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ヘッドパーツ neco H671 1inch JIS

Heigh:40.5±0.5mm
Weight: 115.2g
Color: silver,black
Size:1″x24T
Dimension:22.2x30x27
Components:Alloy set of 8pcs
Cartridge Needle Bearings:CBB418 (OD 41.8x45x45)

台湾の誌慶工業というところのブランド「neco」のヘッドパーツ
購入当時、胡散臭いブランドではあるが台湾製なら一定の品質は期待できるだろうという判断で購入

調べたところ、シンセン市、天津市など中国国内にも自社工場を有しているようで、巷にあふれる昨今の中華カーボンなんかに付属しているインテグラルのベアリングの大半がこのnecoの製品だとか
(余談ながら上記2市は自転車パーツの工場が集積しておりそれこそカーボンフレームであったりとかカーボンパーツを製造している工場が多数ある地域として有名)
メーカーのカタログを見る限りでは細かいディテールに至るまで記されているので多分結構しっかりしたモノを作っているのだろう

というか、ヘッドセットだけで129ページもあることにビビった
極め付けは、もはや幻の規格となりつつあるオーバーサイズスレッドのヘッド小物をラインナップしている点

オーバーサイズが主流の今となっては1インチスレッドの選択支はかなり少ない。

というか価格、性能的の釣り合いが取れてかつ信用できるものとなればほぼTANGE一択という状態

更にスレッドの場合のデザインだが、従来のものはどれもボールリテーナーを覆うような、丸みのあるのっぺりしたデザインばかりだったが、このnecoブランドは角ばったカッコいいデザインのモノもある
旧規格で斬新なものを組もうとするとどうしてもパーツの入手性が悪いのでこういった新興のブランドはありがたいところではこの製品だがさっそくザーッとみていきたいと思う


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ダストシール、Oリングなどもしっかり入っており思いの他、防水防塵性も高い


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こちらはベアリング
上ワン下ワン共用のサイズなのでどちらをカップから外してもどちらにも収まる
ベアリングは耐摩耗性に優れる鋼球のSUJ2
隙間から覗いてみればどうも中はリテーナーのようでもしかしたらばらせるのかもしれない


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案の定、力をかけてみれば外れ、どうやらダストシール(赤いの)がそのまま嵌め合いで固定する仕組みになってるよう
結構力かけて外したのでバラ玉だったら飛び散っておわってたね
二年程使った状態で開けたが、虫食い等は皆無
グリスが汚れてる程度


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ここはそのままクリーニング、グリスを充てんして元に戻しておくことにする

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クラウンレースは結構ごツめの作りで7075アルミ
ここはフォークに圧入しなければならないので取り付けに苦労する箇所のパーツだが、シールドベアリングのヘッドセットの場合、このパーツに糸鋸引いて割りをいれることで楽にセットできる
自己責任になる裏技ではあるが

ざっとこんな製品だが組みつけにあたって難点が幾つか
それは外形がデカいこと
ベアリング自体は径が大きければ大きい程強度が確保できるのでソレに越したことはないのだがコレが他パーツと干渉することがあるのでその辺を幾つか



スレッド用の上ワンアウター受けを付ける場合
写真ではわかりにくいが外縁に当たって斜めに入り、若干浮いた状態になっている
このままではスペーサー入れてトップキャップナット締めても規定トルクかけられるわけもなく何れ緩んでくることになってしまうだろう


これは普通に5mmなりのスペーサーを下段に噛ませてやればいいだけの話なので特段どうということでもないのだがスタックハイトに余裕のないフレームフォークに組みつける場合、もしかすると、もしかする・・かもしれない
アウター受けの形状にも依るところなので相性を見てとしかいえないところではあるが。


次は下側になるが
フォークにつけるタイプのアウター受けもフォークの形状によっては干渉してしまうので長めのボルト、ワッシャー、スペーサー等噛まして干渉しないようにしてやる必要がある



ハイト、幅はこんな感じ
上下ほぼ同じサイズなのでおおよそハイト12.5mm、幅46mmのモノがヘッドチューブの上下、フォーククラウンに付くものと過程してブレーキ類との干渉を確認してもらえればいいと思う
最後の注意点として、トータルのスタックハイトの話になるがこの製品は40.5mmと比較的高いモノになっている
参考までに、主要なスレッドヘッドセットのハイトを。

タンゲ
レヴィンCD 35mm
レヴィンCDS 33.3mm
パッセージDX 37.5mm

シマノ
デュラエース(7400) 36.3mm
アルテグラ(6400) 33.5mm
アルテグラ(6500) 37.6mm

クリスキング
1インチスタンダード 37.5mm

上のものがおよその目安になる数値と思うが、旧車だとスペーサー0の状態でアルテやらデュラがアッセンブルされていることがよくあると思うがそうなってくると取り付けできないと思われるので注意が必要だろう(33mmとか絶望的だわ)


普通はロゴが正面に来るように圧入するのかもしれないが自分 はサイド面位置で圧入するようにしている
パーツ、バッグ類が付いた時この位置が一番よくみえるからね

以上2年程使用してきたがベアリング性能には問題がない
ただ外側のカップは輪行での傷などそれなりにいたみはあるので外観がぼろぼろになったらそのくらいにはまた新しいモノに打ち変えようと思う
2000円程度で買える事を考慮すれば充分良い製品だと思う

 

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